スターツインズ
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スターツインズ(JET FORCE GEMINI)は、1999年12月1日に任天堂より発売された、NINTENDO64専用のシューティング・アドベンチャーゲームである。
ディディーコングレーシングとブラストドーザーを開発したレアのスタッフが手がけた作品である。また日本以外では販売もレア社である。
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[編集] 開発中のエピソード
E3発表時や開発当初はプレイヤーキャラが三頭身だったのだが、いろいろと問題がある[要出典]ということで六頭身に変更された。
1999年9月21日の台湾大地震の影響で半導体が打撃を受け、店に配布されていたパンフレットでは11月27日が発売日となっていたが、実際の発売日は12月1日に延期された。[要出典]
ジュノとベラは、開発当初、より幼く小児っぽくデザインされた。後により成長した姿へと変更された。北米版ではチートの利用により小児のデザインで遊ぶこともできる。
スターツインズは当初予定していた4MBの拡張パックの対応を中止した。[1]北米版のパッケージの箱には対応表示があるため、混乱の種となったが、任天堂は振動パックの表示シールを張ることで、その混乱を避けた。[2]
北米では、スターツインズは1999年8月31日に発売予定であったが、ゲームの改善のため9月27日に延期された。[3]製造の遅れにより、発売はさらに遅れ、10月11日となった。[4]
「ジェット・フォース・ジェミニ」は日本人には発音困難であると判断され、発売時のタイトルへと変更された[5]
4キッズ・エンターテイメント(en:4Kids Entertainment)はスターツインズとパーフェクトダークの玩具、映画、娯楽製品の商品化権利を所有していたが、実際商品化されたものは、ないようである。[6]
[編集] コマーシャル
畑正憲が出演。犬のループスを紹介するというものであった。
[編集] 音楽
音響効果にロクヨンでは初のドルビーサラウンド(アナログ)を導入。大部分にサラウンドが活かされた音響効果であるが、昆虫の潰れる音や潰れた昆虫にたかるハエなど、挑戦的な素材が盛り込みまれており、2001年北米を中心に発売された(日本語版未発売)コンカーズ・バット・ファー・デイにおける放屁や嘔吐音の到来を予感させるものとなっている。参考であるが、日本におけるコンピュータエンターテインメントレーティング機構の発足は2002年である。
音楽は、ストリングス、木管楽器、金管楽器を多用した管弦楽的構成となっている。著名な映画であるスター・ウォーズの音楽を思わせる動機もあり、いい感じである。レアウェアでは一部の楽曲をMP3形式にて頒布している。
[編集] 映像
「リアルタイムライティング(光源をその都度計算して表現する高度な技術)」を採用。SF的世界観の構築に貢献している。NINTENDO64ではテュロックシリーズにて同様の表現がみられる。
[編集] キャラクター
[編集] プレイヤーキャラ
ジュノ(Juno)は双子の兄である。幼いころ、スペーストレーダーでもあった両親を宇宙海賊に殺害されたことにより銀河警備隊ジェットフォースに所属することを目標にしてきた少年。部隊に入隊してからは仲間から信頼されるたくましい人間に成長する。
妹と違い、考え深く落ち着いた性格。常に宇宙の平和を願っている。溶岩地帯を歩くことが出来る能力を持っている。実は操縦オンチで、マイザーのいるアステロイドに不時着してしまうというシーンもある。またマイザー宮殿では着地に失敗してしまうというミスも見かけることからちょっとドジなところがある(ダンスもうまくないらしい・・・)。瞳の色は緑。
べラ(Vela)はジュノの双子の妹で、ジュノと互いに唯一の肉親である。ジェットフォースに入隊した理由は兄と同じで、また同時に女性でも危険な世界で十分戦えることを証明しようとする男女同権者でもある。
性格は兄と違って活発でおてんばなため、感情が表に出てしまう。それ故考えることよりも先に行動することから、たまにトラブルに巻き込まれてしまうこともある(この場合SSアヌビスで捕虜となった)。操縦テクニックは兄よりはおそらく上。アステロイドに不時着した際
だからわたしがやるっていったじゃない!!
と怒るシーンがある。
水の中を泳ぐことが出来る能力を持つ。瞳の色は青。ゲーム内では走ると胸が揺れることから、掲示板サイトではよくネタにされる。
ループス(Lupus)はジュノとべラの相棒でもあるロボット犬である。タフで物事に動じない。任務に関しては忠実で、組織自体もロボット犬の存在は任務にか欠かせない存在でもある。短い距離ではあるが、どんなところでもホバリングが出来る能力を持っている。
フロイド(Floyd)はもともとはマイザー軍のドローン兵であったが、高性能コンピューター(AI)が搭載されていたために自我に目覚めてしまう。軍団のやり方に疑問を覚えた彼は処刑されるはずのトライバル達をかばい、そのため一度はバラバラに破壊されるもジュノによって修復、再生された。
彼がいると二人プレイが可能になるが、キャラクターから離れて移動しながらのプレイは出来ない。
「フロイドパッド」というものがあり、これに乗るとフロイドを使ったミッションゲームが出来る。ただしコインが必要。ただし、レアウェアのゲームではゲームが出来るとは、とてつもないミッションが待っていると同意義であることに注意。この伝統はドンキーコング64に受け継がれている。
[編集] サブキャラクター
マイザー(Mizar)は書きかけの記事である。
キング・ジェフは書きかけの記事である。
トライバル(Tribals)は書きかけの記事であるが、見かけはコアラのような熊のような。部族が語源。
[編集] 参考文献
[編集] 外部リンク
- スターツインズ(任天堂による公式サイト)
- レアウェア(楽曲の一部が提供されている)
- レア旋風
- Yahoo!ゲーム - スターツインズ