ストルガツキー兄弟
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ストルガツキー(Аркадий и Борис Стругацкие)は、ソビエト時代のSF作家。兄アルカジイ(アーカディ)(1925年8月28日 - 1991年10月12日)と、弟ボリス(1933年4月14日 - )の兄弟で共作。
アンドレイ・タルコフスキーの映画「ストーカー」(1979年)の原作者として有名。また、タルコフスキーの愛弟子アレクサンドル・ソクーロフの「日陽はしづかに発酵し」(1988年)も、原作はストルガツキー兄弟の『世界終末十億年前』である。
全体主義社会の元で育った彼らの作品には、反体制的な風刺に満ちあふれた作品が多く、ロシア国内で発禁処分となった作品も少なくない。ペレストロイカ後も情熱的な活動を続け、ロシアの若いファン層を魅了した。
兄アルカジイは日本文学者、弟ボリスは天文学者でもある。アルカジイは安部公房の「第四間氷期」のロシア語訳を行なっている。 兄アルカジイは1991年没。 弟ボリスは現在サンクト・ペテルブルグ在住との事(詳細不明)。
[編集] 作品リスト
群像社出版
- 地獄から来た青年(1994年)
- みにくい白鳥(1989年)
- 願望機(1989年)
- 滅びの都(1997年)
- モスクワ妄想倶楽部(1993年)
- トロイカ物語(1990年)
- 月曜日は土曜日に始まる(1989年)
- 世界終末十億年前(1989年)
- そろそろ登れカタツムリ(1991年)
ハヤカワ文庫出版
- ストーカー(路傍のピクニック)
- 収容所惑星
- 蟻塚の中のかぶと虫(1990年)
- 波が風を消す(1990年)
(※出版されている作品の一部)