スペースボール
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『スペースボール』(原題:Spaceballs)は1987年に公開されたメル・ブルックス監督のSFコメディ映画。ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ』を中心に、多数のパロディが盛り込まれている。音楽はダーク・ヘルメット役のリック・モラニスが担当している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] ストーリー
遥か銀河系の彼方。悪しきスペールボール星のスクルーブ大統領は、薄くなってしまった星の大気を補充するため、近隣の星から大気の奪取を画策する。そして、その標的となったドルイデア星で大気の権限を持つローランド王とその娘ヴェスパ姫が誘拐されてしまう。だがある時、姫は隙をみて逃走。王は流れ者の船長ローン・スターと愛犬バーフに娘の救出を依頼する。ローン・スターたちと姫は、スペースボール星人の執拗な追跡を何とかかわし続けていくのだが…。
[編集] スタッフ
[編集] キャスト:役名
三列目は『スター・ウォーズ』での対応するキャラクター。
- フォースに似た力シュワルツの力を伝承する聖者。ベガの砂漠の寺院に籠り、巨大な自分の神像の中に構えた売店で映画のグッズを販売していた。ローン・スターを救い、彼にシュワルツの力を伝える。
- イーグル5号の乗員。ローン・スターの友人。半人半犬。バーフとはゲロを意味するスラングである。
- スペースボール星のスクループ大統領の手先。巨大なプリーツ・ヘルメット風のヘルメットと黒い戦闘服を着用している。ヘルメットの防御力は低く、また呼吸を阻害し非常に息苦しい。しかしヘルメットを脱ぐことはない。フォースに似た力シュワルツを体得しており、これによって失敗を犯した兵士の股間を握り潰す制裁を行う。このため兵士たちからは非常に恐れられている。シュワルツの力でライトセイバー風の剣を生じさせ戦うこともある。
- ビル・プルマン:ローン・スター:ルーク・スカイウォーカー / ハン・ソロ
- イーグル5号の船長。その身元は不明。ガソリンは必ず5ドルずつ買う。船長と呼ばないと怒る。
- ダフネ・ズニーガ:ヴェスパ姫:レイア・オーガナ
- ドルイデア星のローランド王の王女。アクビ王子との結婚を嫌って逃げ出し、スペースボール星人によって狙われる。
- ローレン・ヤーネル / ジョン・リバーズ(声):ドット・マトリックス:C-3PO
- ヴェスパ姫の従者の侍女ロボット。
- ディック・ヴァン・パタン:ローランド王
- ドルイデア星の国王。娘と車をこよなく愛する。暗号を組むセンスはスクループ大統領と同レベルで、「バカがトランクのキーに使う」と言われる単純な数列を大気を守るシールドの暗証番号にしていた。
- ジョージ・ワイナー:サンダース大佐
- スペースボール星の軍人で宇宙戦艦スペースボール1号の指揮官。ダーク・ヘルメットに翻弄される苦労の多い指揮官。
- マイケル・ウィンスロー:レーダー手
- 姓名は不詳。ファミリーネームは「アホ」(アホ曹長と同じ一族)と推察される。
- ドム・デルイーズ(声):ピザ・ザ・ハット:ジャバ・ザ・ハット
- ピザ人間。ローン・スターに10万宇宙ドル(吹き替え版では1万宇宙ドル)を貸し、利息と合わせて100万宇宙ドルを支払えと要求した。最後は自分で自分を食って死亡した。
- レスリー・ビーヴィス:ジルコン司令官
- スペースボール副司令。
- ジョン・ハート:ケイン
- 宇宙のファースフード店で食事中に体内に寄生していたエイリアンに腹を食い破れた男。「またか」と嘆いていた。
[編集] 元ネタ
[編集] 日本語吹替
- 1993年3月10日(水)TBS「水曜ロードショー」