スラバヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スラバヤ(Surabaya)はインドネシア第2の都市であり、東ジャワ州の州都である。ジャワ島北岸のマス川河口に位置する。人口約300万人。明代から華僑が在住しているため、中国語では泗水と呼ぶ。
[編集] 概要
天然の良港タンジュン・ペラック港を中心に、オランダ植民地時代から貿易の中心として栄えた。 現在はインドネシア最大の港湾で、最大の軍港である。 砂糖、タバコ、コーヒーなどを輸出する。 華僑やアラブ系住民も多く、チャイナタウンやアラブ街もある。大学も多い。
[編集] 歴史
15世紀から16世紀にかけてイスラム系のスルタン国が存在した。 オランダ植民地時代に商業港として発展したが、1942年日本軍に占領され、1944年連合軍の爆撃を受けた。 1945年日本の降伏後、10月25日スラバヤに上陸した英軍第49旅団との間で戦闘が発生し、これがインドネシア独立戦争の発端となった。その後インドネシア独立派が占拠したが、1947年オランダ軍に再占領され、1949年にようやくインドネシア共和国に編入された。