セドリック・ディゴリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セドリック・ディゴリー(Cedric Diggory) は、小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場巻
[編集] 人物
ホグワーツ魔法魔術学校ハッフルパフ寮に所属。ハリー・ポッターより2学年上で、4巻時は6年生だった。父エイモスは魔法省魔法生物規制管理部に勤務していた。
灰色の瞳。背が高くて、ハンサムな顔立ちをしている。寡黙で、彼のことを「二つの言葉をつなげる頭もない(だから無口なのだ)」と馬鹿にする生徒もいるが、監督生に選ばれていることから先生からの信頼も厚いと思われる。一角獣のたてがみの毛を芯に使ったトネリコ材31㎝の杖を使っていた。
3巻ではクィディッチ寮代表チームのシーカーとキャプテンを兼任し、グリフィンドールとの試合では勝利を収めた。しかし、これはハリーが吸魂鬼のせいで箒から落ちたからであり、この事実を知ったセドリックは試合のやり直しを望んだ。このようにフェアプレーを尊ぶ生徒だった。
4巻ではハリーと共に「三大魔法学校対抗試合」の代表選手となった。ハリーは彼がクリスマス・ダンスパーティーで自分より先にチョウ・チャンをパートナーにしたことから彼に嫉妬心を抱くが、セドリックの方は常にハリーに対して好意的で、第二の課題では、ハリーにヒントを与えたりした。第三の課題で、ハリーと同時に優勝杯に触れたが、優勝杯はバーテミウス・クラウチ・ジュニアの手で「移動キー」に変えられており、ハリーと共にリトル・ハングルトンの教会墓地に飛ばされ、そこでヴォルデモートに命じられたピーター・ペティグリューによって殺されてしまう。その後、ハリーとヴォルデモートとの決闘で、霊魂の状態で一時的に現れたセドリックはハリーに自分の亡骸を持ち帰ってくれるよう依頼し、ハリーもセドリックの亡骸を持ち帰ることに成功した。
[編集] 映画
ロバート・パティンソンが演じた。