ソブーザ2世
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ソブーザ2世(Sobhuza II, 1899年7月22日 - 1982年8月21日)はスワジランドの第7代国王。ムスワティ3世の父。61年間在位し崩御するまで君主として世界最長不倒記録(1982年当時)保持者であった。
[編集] 来歴
スワジランド国王ヌグワネ5世の皇太子としてスワジランドのムババーネに生まれる。ヌグワネ5世は、ソブーザ2世の生後4ヶ月後に崩御し、直ちに王位継承者として指名されたが、成人するまで祖母が摂政となり国政を見た。1921年に即位。1968年にスワジランド独立を宣言する。1973年イギリスの指導によって制定された憲法を停止し、国王親政に体制を戻す。これによりソブーザ2世とその側近が国政全般にわたり全権を掌握し、首相以下全閣僚を国王自身が指名することとなった。
ソブーザ2世には政情不安なアフリカにあって長期間にわたり政権を維持し続けた有能な政治家であった。
[編集] 家族
ソブーザ2世には100人を超す妻と、600人近い王子女がいた。ソブーザ2世が崩御すると、王家の会議に後継者選定が託され、ゼリーウェ王妃及びヌトンビ王妃の摂政時代を経て1986年4月25日ムスワティ3世が即位した。
[編集] 関連項目
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