ツマヌダ格闘街

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ツマヌダ格闘街
ジャンル	格闘漫画
漫画
作者	上山道郎
出版社	少年画報社
掲載誌	ヤングキング
レーベル	YKコミックス
発表期間	2006年10月 - 連載中
巻数	既刊1巻
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プロジェクト

ツマヌダ格闘街（-ファイトタウン）は上山道郎の漫画作品。ストリートファイトが地域振興策として制度化された街を舞台に、格闘技初心者の主人公が謎のメイドの助けを借りて強さを身につけていく格闘漫画。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] ストーリー

八重樫ミツルはプロのイラストレーターになるため上京してきたばかりだが、格安アパートがあると聞いて訪れた妻沼田市でメイドのドラエと出会う。妻沼田市は街全体を挙げて格闘技が盛んであり、登録選手であれば街中でのストリートファイトも合法とされている。ミツルの素質を見抜いたドラエは彼に選手登録をさせて、アドバイスを通じて格闘家として育てていく。

[編集] 特徴

ヤングキング2006年21号（2006年10月07日発売）から連載開始。作者にとっては初の青年誌での連載になる。主人公が様々ないきさつから一戦ずつ戦う羽目になるのを、ユーモアを交え、時にはシリアスに描く。

ドラエが語る人体の仕組に基づいた理論的な動き、伝統武術に根差した技、果ては相手の心理の裏をかく作戦に至るまで、様々な薀蓄を背景にミツルが特訓を受けるのが特徴。技については別枠で詳しく説明されており、読者が実践できるようになっている。

ルール化されていてもあくまでストリートファイトであり、試合の舞台は街中になる。対戦相手もいわゆるスポーツマンの枠からはみ出した個性的な選手が多い。

ドラエが技術を説明する際に、見えやすいようにとすぐ下着姿になる。ただしドラエの側に羞恥心が乏しいため、あくまで健全なお色気の範疇に留まる。

[編集] 登場人物

八重樫ミツル（やえがし-）: イラストレーター志望の18才。地方から上京してきた。中肉中背で眼鏡をかけており、決して強そうな外見ではない。格闘技の経験は皆無で、元より喧嘩好きでもないが、ドラエと出会うことで大きく変わりつつある。観察力が高く、また素人故の素直な心でドラエの教えを吸収する。

ドラエ・タチバナ＝ドリャーエフ: ミツルが妻沼田市で出会った、経歴不明のメイド。底の知れない知識を元にミツルを少しずつ格闘家として育てていく。自身も格闘技の達人であるようで、その実力の片鱗を時折見せる。; 風体はドラえもんのオマージュであり、メイド服のカラーリングは青と白を基調にしている。髪は水色のショートヘア、瞳は赤。エプロンドレスに半円形のポケットがある。首元には首輪と鈴ではなく、赤いリボンと金色のブローチを着ける。

ラミィ: ミツルの妹。名前はドラミからと思われる。金髪碧眼、ロングヘアに赤いリボンが特徴。ミツルを連れ戻すために鹿児島の実家から上京した。

[編集] 用語

妻沼田市（つまぬだし）: 千葉県北西部の東京湾に面した都市。「格闘特区」と称し、地域の活性化のためにストリートファイトの合法化、リーグ運営を行なう。選手向けの賃貸物件に補助金を出しており、選手として登録すれば例えば1万円程度の家賃で2LDKのマンションに入居できる。試合には警官がレフリーとして立ち会い、その模様はインターネットで配信される。広告と有料放送による収入が運営資金となる。; モデルとなった津田沼は市ではなく習志野市と船橋市に跨る地域名。作者にとっては「住み慣れた街」とのこと。

ルール: ジャンルとしては立ち技、寝技ありの総合格闘技。選手は規定グローブの着用が義務付けられる。ヘッドギア・マウスピース・ノーファールカップが着用可能（最初の3試合では義務）。それ以外の防具は許可されないが、服装は自由。ギブアップまたは10カウントで勝敗が決する。また双方の合意のもと、特殊な勝利条件を設定した「一撃決着」（ショウダウン）という試合形式がある。