テオバルト・ベーム
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テオバルト・ベーム(Theobald Böhm, 1794年4月9日 - 1881年11月25日)はドイツの発明家、音楽家である。近代フルートを完成させ、ベーム式フルートと呼ばれる。フルート奏者としても一流であり、バイエルンの宮廷音楽家として活躍。作曲家としても、フルートのための作品を残している。
バイエルン王国(現ドイツ、バイエルン州)の首都ミュンヘンに生まれ、父から貴金属の加工法を学ぶ。その技術でフルートを自作し、18歳のときにはオーケストラに入団できるほとに上達、21歳のときにロイヤル・バイエルン管弦楽団の首席奏者になる。同時に、フルートの材料として、熱帯の硬い木、銀、金、ニッケル、銅などさまざまなものを試し、音孔の検討も行った。ミュンヘン大学にて音響学を学んだのち、1832年からフルートの改良を始め、新しいキーシステムの発明により1847年に特許を取得、1851年にはロンドン万博にて一般公開された。1871年にはベーム式フルートの音響学的、技術的、芸術的な側面について解説した論文"Die Flöte und das Flötenspiel"(フルートとフルート奏法)を出版した。