テーマパーク (ゲーム)
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「テーマパーク」シリーズは、エレクトロニック・アーツから発売されているシミュレーションゲームである。プレイヤーは遊園地のオーナーとなり、世界各地でテーマパークの経営を行う。
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[編集] 開発の経緯
このゲームが生まれたきっかけは、ブルフロッグ社長(当時)のピーター・モリニューが1991年に来日した際、東京ディズニーランドに行ったことだという。この時ピーターは「大きな空間にゴミが一つも落ちていない」ことや「お客さんが非常に機能的に動いている」ことに感動し、その仕組みを解析してゲームにすれば面白いのではないかと考えたことが「テーマパーク」のアイディアに繋がったのである。
[編集] シリーズ作品
- 「テーマパーク」(1995年 Macintosh、プレイステーション、他)
- 「ぐーちょDEパーク~テーマパーク物語~」(1996年 プレイステーション)
- 「新テーマパーク」(1997年 Windows プレイステーション、セガサターン)
- 「テーマパークワールド」(2000年3月16日 Windows、プレイステーション)
- 「テーマパーク2001」(2000年12月28日 プレイステーション2)
- 「(株)テーマパーク」(2001年3月8日 Windows)
- 「テーマパークDS」(2007年3月15日 ニンテンドーDS)
[編集] 概要
プレイヤーは経営者としてアトラクションやショップの設置、スタッフの雇用など、パーク経営に関する様々な仕事を行う。
ゲームとしての自由度は高く、どのようなパークを造ろうとプレイヤーの自由である。シリーズことにエンディングは用意されているが、特にこれと言ったプレイ目標も定められていない。
また、遊園地をテーマにした作品のみならず、病院編の「テーマホスピタル」、水族館編の「テーマアクアリウム」も発売されている。
[編集] 「テーマパーク」(初代)
「テーマパーク」(初代)は、エレクトロニック・アーツ・ビクターとブルフロッグの共同開発で製作された。1995年に、Mac、DOS/V、FM TOWNS、PC-98、3DO、SFC、SS、PSなど多数のプラットフォームで発売された。
高い自由度の反面、シミュレーションゲームとしての難易度もかなり高い。難易度は初級・中級・上級の三段階から選択できるが、初級であっても適当な経営を行っていると破産する可能性が強い。24の国は経済状態が「超リッチ」、「ふつう」、「ビンボー」の三段階に区分されており、「ビンボー」な国での経営は非常に難しい。エンディングを見るためには相当な苦労が必要である。
このゲームの短所としては、「操作性が悪い」、「画面の表示が細かすぎる」、「施設を設置する上での制約が多い」といった点が挙げられる。前述の難易度の高さも影響し、「好きなようにパークを造る」ことは難しいゲームであった。
なお、SFC版は大幅に内容が簡素化されており、「世界10ヶ国で様々な目標を達成する」内容となっている。画面表示やデザインなども大幅に異なり、ほぼ別のゲームといっても良いほどである。
バグとして、スタッフがただ走り回るだけの異常な状態になることがあり、こうなると解雇するしかない。また、PS版にはスタッフの一種であるスイーパーの「清掃範囲指定」が全く機能しないというバグがあった。
SFC版には一瞬で6万以上のお金を手にすることが出来る裏技が存在した。これを使えば、資金集めが目標として設定されているステージはすぐにクリアすることが出来る。
[編集] 「新テーマパーク」
「新テーマパーク」は、前作「テーマパーク」の続編として、1999年にWindows、プレイステーション、セガサターンで発売された。
前作をベースに、アトラクション・ショップの追加、視点モードでのアトラクションムービーの追加、時間の流れ、四季、天候の変化、等の要素が追加された。グラフィックや操作性も向上した。
しかしその反面、前作にあったテーマパークの売却・競争などやジェットコースターの事故などが廃止、難易度も前作と比べるとかなり落ちてしまった(前作が異常に難しすぎた、との声もある)。これらのことから前作のユーザーからは批判を受けてしまった。
それでもゲームとしての完成度はかなり高く、シリーズ中では最もヒットしている。シリーズではこの「新テーマパーク」と「テーマパーク」は現在でも根強い人気がある。
ちなみに、ゲームはスタンダートとシナリオの二つのモードがあり、スタンダードは1つの国を選んで無限にやる内容であるが、シナリオはさまざまな国での条件(○年以内に入場者○人突破、総資産○円以上など)を達成すれば次の国に行け、10カ国全ての国をクリアすればエンディングであるが、達成できなければゲームオーバーとなる。
[編集] 「テーマパーク2001」
「テーマパーク2001」は、2000年12月28日にプレイステーション2で発売された。
ハードがPS2に移り、大幅にグラフィックが向上した。全てが3Dで描かれ、PS2ならではの要素も大幅に追加された。更に、アドバイザーに声がつき、初心者でも手軽にプレイできるようになった。
しかし、操作性の悪さやアドバイザーによるテンポの悪さ、異常なロードの長さ、その他様々なところに問題点があり、かなりの批判を受けた。
[編集] 「テーマパークDS」
「テーマパークDS」は、2007年3月15日にニンテンドーDSでされた新作である。
シリーズとしては約6年ぶりの新作となる。12年前に発売された「テーマパーク」をベースに(実質は原点回帰)、ニンテンドーDSならではのタッチペンを使った操作、初心者でも安心のアドバイザー、などの要素が追加された。
タッチペンの操作
- 購入などの決定が、チェックマークまたは○印
- 給料、仕入れ値の交渉
- スイーパー、メカニックの行動スピードアップ
等
しかし、道路上で閉じ込められる。メカニックが電話を永遠に受けている。メカニックが下の隅で止まったまま走り続ける。スイーパーが清掃範囲指定をしていないのに一部しか清掃しない。と、バグも多少ある。