トニー・グウィン

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トニー・グウィン

トニー・グウィン
守備位置	右翼手
所属球団	サンディエゴ・パドレス
背番号	19
日本でのキャリア	なし
アメリカでのキャリア	1982-2001
誕生日	1960年5月9日
身長	180.3 cm
体重	（最終年）90.3 kg
打席	左
投球	左
出身校	サンディエゴ州立大学
年俸	$N/A
出身地	カリフォルニア州ロサンゼルス
前所属球団	なし
MLBデビュー年	1982年7月19日
ニックネーム
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トニー･グウィン（Anthony("Tony") Keith Gwynn, 1960年5月9日 -）は元メジャーリーグ、サンディエゴ・パドレスの外野手。左投げ左打ち。現役時代を一チームで終えた現代では数少ないフランチャイズ・プレイヤー（生え抜き選手）の一人。

目次 1 経歴 2 その他 3 獲得タイトル 4 成績

[編集] 経歴

カリフォルニア州ロサンゼルスにて生まれ育ち、サンディエゴ州立大学時代にはバスケットボールの選手としても名をはせる。

1982年にメジャー昇格を果たし、54試合に出場して打率.289を記録する（ちなみに打率３割を切ったのはこの年だけ）。1984年には打率.351で初の首位打者に輝く。同年にオールスター出場も果たす。

たぐいまれなバッティングコントロールの持ち主で、8度の首位打者（1984年、1987年、1988年、1989年、1994年、1995年、1996年、1997年）を獲得している。これはメジャーリーグ史上歴代2位の記録（1位はタイ・カッブによる12回）である。若い頃は俊足であったが後年は年と共に太り、引退する年にはかつての面影はなかった。若い頃の姿は俊足・巧打・堅守に加え、守備位置（ライト）、長打力のなさなどからイチローの比較対象として出される事がある。

球界でも指折りの研究熱心さで知られ、自宅のビデオコレクションの多さから｢キャプテン･ビデオ｣とあだ名される。また守備もすばらしく、1986年から1991年の6年間で5回のゴールドグラブ賞を獲得。主に右翼を守ったが、1989年には中堅手も務める。1994年には4割打者にあと一歩まで近づくが、同年8月、選手会による長期ストライキに突入したため、シーズンはそこで打ち切られて、打率は.394で終わることとなった。

2001年のシーズンを最後に、通算打率.338、通算3141安打の記録を残して引退。1983年から引退する2001年まで、シーズン打率3割を切ることはなかった。オールスター出場15回、首位打者8回などの記録も残した。2004年に彼の背番号「19」がサンディエゴ・パドレスで永久欠番となる。野球殿堂入りの資格を得た2007年に532票(97.6%)もの高得票を集め、確実視されていた一年目での殿堂入りを果たした。

現在は米国のスポーツ専門のテレビ局ESPNの解説者を務めるかたわら、母校のサンディエゴ州立大学野球部の監督を兼任。後進の指導にあたっている。

[編集] その他

• これほどの成績を残しているにも拘らずシーズンMVPを一度も受賞できなかったため、「コンタクト・ヒッターは不当に軽視される」と不満を漏らすことがあった。

• 息子トニー・グウィン・ジュニアは、2007年現在、ミルウォーキー・ブルワーズに所属する外野手である。

• テレビゲーム「ファミスタ87」の「メジャーリーガーズ」に「ぐいん」の名前で代打としてメンバー入りしている。同時期に同じアベレージヒッターとして活躍したウェイド・ボッグスが88-92までメジャーリーガーズのスタメンであり続けたのに対し、グウィンは87のみであり、しかも代打である。

[編集] 獲得タイトル

• 首位打者8回　（1984年、1987年～1989年、1994年～1997年）
• シルバースラッガー賞7回　（1984年、1986年、1987年、1989年、1994年、1995年、1997年）
• ゴールドグラブ賞5回　（1986年、1987年、1989年、1990年、1991年）
• ロベルト・クレメンテ賞1回　（1999年）

[編集] 成績

年	所属	試合数	打席数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	四球	三振	盗塁	盗塁死	打率
1982	SD	54	190	33	55	12	2	1	17	14	16	8	3	.289
1983	SD	86	304	34	94	12	2	1	37	23	21	7	4	.309
1984	SD	158	606	88	213	21	10	5	71	59	23	33	18	.351
1985	SD	154	622	90	197	29	5	6	46	45	33	14	11	.317
1986	SD	160	642	107	211	33	7	14	59	52	35	37	9	.329
1987	SD	157	589	119	218	36	13	7	54	82	35	56	12	.370
1988	SD	133	521	64	163	22	5	7	70	51	40	26	11	.313
1989	SD	158	604	82	203	27	7	4	62	56	30	40	16	.336
1990	SD	141	573	79	177	29	10	4	72	44	23	17	8	.309
1991	SD	134	530	69	168	27	11	4	62	34	19	8	8	.317
1992	SD	128	520	77	165	27	3	6	41	46	16	3	6	.317
1993	SD	122	489	70	175	41	3	7	59	36	19	14	1	.358
1994	SD	110	419	79	165	35	1	12	64	48	19	5	0	.394
1995	SD	135	535	82	197	33	1	9	90	35	15	17	5	.368
1996	SD	116	451	67	159	27	2	3	50	39	17	11	4	.353
1997	SD	149	592	97	220	49	2	17	119	43	28	12	5	.372
1998	SD	127	461	65	148	35	0	16	69	35	18	3	1	.321
1999	SD	111	411	59	139	27	0	10	62	29	14	7	2	.338
2000	SD	36	127	17	41	12	0	1	17	9	4	0	1	.323
2001	SD	71	102	5	33	9	1	1	17	10	9	1	0	.324
生涯通算		2440	9288	1383	3141	543	85	135	1138	790	434	319	125	.338

表・話・編・歴 コミッショナー特別表彰
選手	マーク・マグワイア | サミー・ソーサ | ロジャー・クレメンス | カル・リプケンJr | バリー・ボンズ | トニー・グウィン | リッキー・ヘンダーソン | イチロー | ロベルト・クレメンテ
チーム	シアトル・マリナーズ