ニューポート・ニューズ造船所
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ニューポート・ニューズ造船所 (Newport News Shipbuilding) は、アメリカ国内で最大の民間造船所で、ニミッツ級航空母艦を建造可能な唯一の造船所。バージニア州ニューポート・ニューズ市に所在。
1880年代にコリス・P・ハンティングトンが、オハイオ渓谷からニューポート・ニューズへ石炭を運ぶためにチェサピーク・アンド・オハイオ鉄道を作った。彼は1886年にこの石炭輸送に使用する船を修理するために造船所を作り、1891年に最初の船、タグボート、ドロシーを建造した。1897年までに同造船所は米海軍のために3隻の軍艦、ナッシュビル(USS Nashville)、ウィルミントン(USS Wilmington)およびヘレナ(USS Helena)を建造した。
1906年の革新的な戦艦ドレッドノートの就役が世界的な建艦競争の始まりとなった。1907年から1923年の間にニューポート・ニューズは、米海軍の22隻の弩級・超弩級戦艦のうちの6隻を建造した。デラウェア、テキサス、ペンシルヴェニア、ミシシッピ、メリーランドおよびウエスト・ヴァージニア。デラウェア以外の艦は第二次世界大戦に現役で参加した。
1907年にセオドア・ルーズベルト大統領が、グレート・ホワイト・フリートを世界一周の航海に送り出した。16隻の戦艦のうちの7隻はニューポート・ニューズで建造された。1918年から1920年の間にニューポート・ニューズは25隻の駆逐艦を建造した。第一次世界大戦後には航空母艦を建造し始めた。レンジャー (CV-4)は1934年に建造され、続いてヨークタウン (CV-5)およびエンタープライズ (CV-6)を建造した。
1940年までに海軍は7隻の航空母艦および4隻の巡洋艦を発注した。また、ニューポート・ニューズはリバティ船の要求を速やかに満たした。1941年末に最初のリバティ船を進水させ、全部で239隻を建造した。海軍はニューポート・ニューズに船舶建造での功績で「E」ペナントを授与した。
戦後、ニューポート・ニューズは有名な客船ユナイテッド・ステーツを建造した。それは大西洋横断の速度記録を作った。1954年にはウェスティングハウス・エレクトリック社および海軍と共同で、空母推進用のプロトタイプ原子炉を開発建造し、1960年には最初の原子力空母エンタープライズ (CVN-65)を設計した。1959年には、最初の原子力潜水艦シャークを建造した。
1970年代には西半球で今まで建造された最大のタンカーのうちの2隻と、さらにアメリカで今まで建造された最大のLNGタンカー、排水量390,000トン以上の3隻を建造した。1980年代にはニミッツ級航空母艦およびロサンゼルス級原子力潜水艦を含む様々な海軍艦艇を建造した。2001年11月7日にニューポート・ニューズはノースロップ・グラマンとの吸収合併協定に署名し、40億ドルの造船所が誕生した。
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