ハーバービュー・クラブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハーバービュー・クラブ(はーばーびゅー・くらぶ、Harborview Club)は、那覇市にあった琉球列島米国民政府の職員などの在沖アメリカ人による会員制社交クラブのことである。
[編集] 概要
1952年に開設された。正会員はアメリカ人が中心であったが、琉球政府高官など政官財各界の指導階層も名誉会員にしており、社交の場として盛んに使用された。そのため、別名「沖縄鹿鳴館」とも呼ばれた。
キャラウェイ高等弁務官の「沖縄の自治は神話にすぎない」発言は、ここでの席上で行われた。
館内のレストランや売店は免税措置がとられており、1960年当時ウイスキーの水割り1杯が15セント(当時の為替レートで54円)であった。
また高額配当が出るスロットマシンが設置されており、利用者が大金を注ぎ込んだ。
復帰後は同クラブは廃止になり、1975年に「ハーバービュー」の名を冠する全日空系のホテル「沖縄ハーバービューホテル」として再スタートした。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: アメリカ施政権下の沖縄 | 社交クラブ