パッシング
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[編集] パッシング
- passing は「通過する」「通用する」といった意味の英単語。
- Pasching は、オーストリアのオーバーエスターライヒ州リンツ=ラント郡にあるゲマインデ。サッカークラブ、SVパッシングの本拠地。パッシングを参照。
[編集] 自動車でのパッシング
パッシング(passing)とは自動車の運転中に、前照灯を瞬間的に上向き(ハイビーム)と下向き(ロービーム)を交互に点灯させること。一般的に、方向指示器用の操作レバーを手前に引くことで前照灯は上向き(ハイビーム)になる。操作レバーを離すと下向き(ロービーム)に戻り、これを何度か繰り返し操作することでパッシングになる。
- 主の意味は、追い越し時の合図として使用する。
[編集] 様々な使われ方
パッシングの用途は様々だが、サンキューハザードのように運転者同士がコミュニケーションを交わすための合図として使われることもある。
- 優先される側が相手に道を譲るとき(例:対向車が右折するときにパッシングをして道を譲った)。
- 優先側に対して道を譲って欲しいとき(例:直進する対向車に向かってパッシングをして右折を図った)。
- 危険を合図するとき。
- 対向車がハイビーム走行中で眩しいときにロービームにするよう促すとき。
- ドライバーが取り締まりやオービスなどを相互に教えあうとき。
1と2では用法がまるで逆なので誤解されやすく注意が必要である。また、直進(優先される側)が道を譲らない意味でパッシングをすることも稀にある。その他、あおり運転に悪用されることがあり注意が必要。地域によっては他にも様々な使われ方がある。