フレディ・サンチェス
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フレディ・サンチェス(Frederick Philip Sanchez,1977年12月21日-)はアメリカ合衆国カリフォルニア州出身のメジャーリーグ、ピッツバーグ・パイレーツ所属の内野手(主に三塁手)。右投右打。
[編集] 経歴
2000年ドラフトでボストン・レッドソックスから11巡目指名を受け入団し、2002年9月10日メジャーデビュー。2003年7月にマイク・ゴンザレスと共にジェフ・スーパンらとのトレードでパイレーツに移籍。2005年は初めてメジャーに定着し、二塁、三塁、遊撃で132試合に出場し、打率も.291を記録した。2006年ジョー・ランダの故障で三塁のレギュラーになり、安定した打棒を披露。シーズン最終戦までもつれこんだミゲル・カブレラとの激戦を制し.344で首位打者を獲得した。
[編集] 特筆すべき点
- 先天性内反足(生まれつき足の部分が内反・内転・尖足になっている病気)を患って生まれたが、少年時代に治療によって克服した。障害を乗り越えて首位打者を獲得したことから、2006年オフにはトニー・コニグリアロ賞を受賞した。
- 地元ピッツバーグで開催された2006年のオールスターゲームでは投票用紙に名前が載っていなかったにも関わらず、記入投票で85万票を獲得し監督推薦で初出場。安打こそ出なかったが、好守で観客を沸かせた。