プライベートリーグ
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プライベートリーグとは、アメリカンフットボールのリーグの一つで、プライベートチームが集まってリーグ戦を行うことである。
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[編集] 概要
1978年、東日本と西日本を中心に東西9団体により結成。その後、関西の学生が中心としたリーグは解散(現在は関西のリーグに参加)し、6団体になる。1980年代後半には東西対抗戦が行われ、現在のオーシャンボウルにつながっていった。現在学生のみのリーグ(多くのチームが人数不足のため、試合にはOBが多く参加している)や社会人と学生の混成リーグなど様々なチームが10リーグ以上70チーム以上存在する。
[編集] 全国に存在するリーグ
JPFF東日本リーグ (川崎グリズリーズが強豪で15チーム以上が加盟している。関東の社会人と旧関東学生オレンジリーグのチームが参加。優勝チームはオーシャンボウルに出場する。)
JPFF西日本リーグ (15チーム以上が加盟しており、関西地区は、京都府、(滋賀県のチームも含む)大阪府(兵庫県、奈良県のチームも含む。)に分かれてリーグ戦を行う。京都ではリバーサイドジョーカーズが、大阪ではブートレッグスが強豪。学生のみのチームも存在する。また、東海地区は東海プライベートリーグとして、信越地区は信越リーグとして参加しており、代表チームが西日本プレーオフに参加する。大阪、京都、東海、信越の代表チームでプレーオフを行い優勝チームがオーシャンボウルに出場する。)
kcff (関東の学生リーグ。リバティリーグ、フロンティアリーグ、パイオニアリーグ、日大リーグに分かれて戦い、各リーグの1位がkcff関東選手権に進出する。また5月には早稲田と慶応のサークルチームが対戦する早慶ボウルが川崎球場で行われる。)
江戸川区リーグ(9チームが加盟。春、秋にリーグ戦が行われ、競技レベルは比較的高い。12月に江戸川区陸上競技場行われるアーバンボウルは多くの観客を集めて行われる。)
NLL (正式名称「北海道ノースランドリーグ」。北海道のリーグ戦で4チームが加盟。6月には札幌厚別公園競技場で北海道学生リーグとのオールスターが開催される。)
青森県リーグ (4チームが加盟。弘前グリーンサージェントが強豪。現東北学生連盟の弘前大学が参加していたこともある。)
東北社会人リーグ (秋田県、岩手県、宮城県、福島県の4チームが加盟。人数の足りない東北学生連盟のチームが合同チームを組み、参加したこともある。)
静岡オレンジリーグ (静岡県、山梨県)の3チームが加盟。各チームの人員不足によりリーグ戦が行うのもままならない状態である。)
北陸社会人リーグ (富山県、石川県、福井県に1チームずつあり、金沢ワイセンベルグが強豪。Xリーグジュニアトーナメントに参加するチームもある。年末にはジャパンシーボウルが行われ、秋季リーグの優勝チームが学生、社会人の各地の強豪を迎え、石川県の各所(2005年は小松ドーム)で試合を行う。アサヒ飲料チャレンジャーズが参加したこともある。)
四国社会人リーグ (広島県、愛媛県、徳島県、香川県の5チームが加盟。春と秋にリーグを行う。)
九州社会人リーグ (九州各地にチームが存在し、6チームが加盟。九州各地でリーグを行う。)
[編集] xリーグとの違い
xリーグとの違いはxリーグが選手は社会人のみに対し、プライベートリーグは高校生、大学生も参加できる。全国各地にはアメフト部がない高校、大学(特に高校)が多く、アメフトがしたくてもできない者のために門戸を広げ、普及活動に勤めている。JPFFのチームは公式戦で対戦するJPFFの各チームの他に、xリーグ、大学の体育会、などとも試合を行うことが多い。例えば、アメフト滋賀県民体育大会ではJPFFの滋賀県のチームとxリーグの滋賀県のチームが交流戦を行っている他、筑波大学医学部のサークルチームが筑波大学体育会の1年生中心のチームとも対戦しており、大学の体育会とサークルが対戦する珍しい交流戦が行われている。(同志社でも過去に体育会とサークルが対戦したという記録がある。)ただし、JPFF東日本と江戸川区リーグのチームが対戦する事はほとんどない。
[編集] オーシャンボウル
1990年代前半に始まり今年で12回目を迎えるプライベートリーグ王者決定戦オーシャンボウルは1月下旬にJPFF関東代表がJPFF関西代表を迎え、横浜スタジアムで行われる。過去には長居公園球技場などでも開催されたこともある。