ヘルマン・ブロッホ
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ヘルマン・ブロッホ(Hermann Broch, 1886年11月1日 - 1951年5月31日) オーストリアの作家。ユダヤ系。 ウィーン出身。
長く織物工業に携わり、のちに作家となった。1938年アメリカに亡命。
父親の経営する紡績工場で働く一方、ウィーン大学で哲学・心理学・物理学を学ぶ。この時期、ショーペンハウアーらの影響を受ける。のちに、家族の反対を押し切って工場を売却し、再び、ウィーン大学の聴講生として数学、哲学、心理学を学ぶ。
ジョイス「ユリシーズ」の独訳本を読み、大いに影響をうけ、作品を執筆する。 しかし、1938年逮捕拘禁される。解放後、一時イギリスに亡命したのち、トーマス・マンらの協力でアメリカに渡る。1945年、この間も書きつづけてきた「ウェルギリウスの死」の英語版と独語版が出版される。
大作「ウェルギリウスの死」は、ブルンデシウムに到着したウェルギリウスが死ぬまでの18時間の物語。
[編集] 主な作品
- Die Schlafwandler 夢遊の人々(小説、1931-32)
- Die unbekannte Größe 知られざる偉大さ(小説、1934)
- Der Tod des Virgil ウェルギリウスの死(小説、1946)
- Entsuehnung (戯曲)
- J.Joyce und die Gegenwartジェームズ・ジョイスと現代 (評論、1936)
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