ベゴニア
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?シュウカイドウ属 | ||||||||||||||||||
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ベゴニア |
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属 | ||||||||||||||||||
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ベゴニア(Begonia)とは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属, Begonia)に属する植物の総称。
熱帯~亜熱帯地方の原種を交配し、多くの種や品種がつくられたため、それらの性質は多様である。
共通する特徴は、葉の形が左右非対称でややゆがんだ形であること、花は雌雄別であり4枚の花びらをもつことなどである。
鑑賞のために栽培されるベゴニアの多くは多年草の草花であるが、球根性のもの、木立性のものもある。また、花を鑑賞するためのものが多いが、観葉植物とするものもある。
目次 |
[編集] 主な種、品種
日本で栽培されている種類は多いが、大きく3つの範疇に属するものがある。
[編集] 木立ち性ベゴニア
花壇に植えられる、小さな花を多数つけるもの、センパーフローレンスが代表。 生育形態から、叢生型、矢竹型、多肉茎型、つる型に分けられる。ちなみにセンパフローレンスは叢生型。
- ベゴニア・センパフローレンス(学名 Begonia Semperflorens(他表記もある))
- おそらく日本で一番ありふれたベゴニアである。四季咲きベゴニアとも呼ばれている。公園や学校に植えられている小さいベゴニアは、ほとんどこの種である。多くの品種がある。
[編集] 根茎性ベゴニア
- レックスベゴニア
- インド~ベトナム原産のBegonia rexに、他種を交配して作出された品種群。形質は元々のレックスと同じ根茎性のほか、木立性になるものもある。
[編集] 球根性ベゴニア
- 詳細は球根ベゴニアを参照
[編集] シュウカイドウ
ベゴニア属にシュウカイドウ(学名 B. evansiana)という中国原産の植物がある。これもベゴニアと言っても良さそうであるが、日本に古くからあるためベゴニアとは言わない。
日本本土では各地の人家周辺の木陰などに半ば自生的に生育している。他に、日本に自生する種としては、沖縄の八重山諸島にコウトウシュカイドウ(B. fenicis Merr.)とマルヤマシュウカイドウ(B. laciniata Roxb. var. formosana Hay.)がある。いずれも森林内の谷間周辺に見られ、コウトウシュウカイドウは茎が立って木立状になり、マルヤマシュウカイドウは茎が短く、葉は根出状になる。
[編集] 関連項目
- 金日成花
- 金正日花