ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン
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ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン | ||
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ベック・ボガート & アピス の アルバム | ||
リリース | 1973年 | |
録音 | 1973年5月18日~5月19日 | |
ジャンル | ハードロック | |
時間 | 87分48秒 | |
レーベル | CBSソニー | |
プロデュース | The Boys, CBS/SONY Production | |
ベック・ボガート & アピス 年表 | ||
ベック・ボガート & アピス (1973年) |
ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン (1973年) |
ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパン(Live in Japan )は、ベック・ボガート & アピスが残した唯一のライヴ・アルバム。
このライヴ作品は日本のみで発売された上にジェフ・ベックの意向により廃盤となっていたため、1989年にCD化されるまでは非常にレアな商品となっていた。
目次 |
[編集] 解説
1973年5月の大阪公演を収録。生演奏で本来の手腕を発揮する3人は日本でも自由奔放な演奏を繰り広げた。予定されていたボーカリストを全て失ったため、強力な楽器陣と比べて明らかに弱いボーカルが指摘されるものの、パワフルな演奏は現在でも歴史的名盤として語り継がれている。またジェフ・ベックのトーキング・モジュレーターを用いた演奏はこのライブの一つの特徴である。ただしアルバムとしては問題点もあり、ドラムスのカーマイン・アピスは、8トラックでの録音と曲の順番が変えられていることに対して、残念であると発言している。
翌年よりファーストアルバムやライブとは全く趣きや方向性の異なる、セカンド・アルバムのレコーディングに入るもののバンドは空中分解、セカンドアルバム用の曲の録音は終了していたが、未発表のまま解散となる。ジェフ・ベックはソロ・アルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』を発表して新たなギター・インストゥルメンタルの世界を築いていくこととなる。
BBAのセカンドアルバムは、日本に於いて1990年代半ばに海賊盤CDとしてその全曲と思われる作品群が流出しまい、そのためかどうかは不明だが、ロンドン、レインボーでの未発表ライブ一曲と「Jizz Whizz」が彼のベスト兼アンソロジーともいえる『ベッコロジー』に収録された。
[編集] 日本公演日程
- 5月14日 日本武道館
- 5月16日 名古屋市民会館
- 5月18~19日 大阪厚生年金会館 (ライブ盤収録)
[編集] 収録曲
- 迷信 - Superstition (Wonder)
- 君に首ったけ - Lose Myself With You (Appice, Beck, Bogert, Bogert, French)
- ジェフズ・ブギー - Jeff's Boogie (Beck, Relf, Samwell-Smith, Dreja, McCarty)
- ゴーイング・ダウン - Going Down (Nix)
- ブギー - Boogie
- モーニング・デュー - Morning Dew (Dobson, Rose)
- スウィート・スウィート・サレンダー - Sweet Sweet Surrender (Nix)
- リヴィン・アローン - Livin' Alone (Appice, Beck, Bogert, Bogert)
- アイム・ソー・プラウド - I'm So Proud (Mayfield)
- レディー - Lady (Appice, Beck, Bogert, Bogert, French, Hitchings)
- 黒猫の叫び - Black Cat Moan (Nix)
- ホワイ・シュッド・アイ・ケアー - Why Should I Care (Kennedy)
- プリンス/ショットガン(メドレー) - Plynth / Shotgun (Medley) (Hopkins, Wood, Stewart, Autry DeWalt)
- #1、#8、#9:73年5月18日、残りは5月19日収録