ホラント州
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ホラント州(Holland)は、オランダ西部にあった州。1840年に北ホラント州と南ホラント州に分割されて2つの州となった。ホラント州はネーデルラント連邦共和国において、人口、富、対外関係の面で他の6州より突出して重要な州であった。そのため、この州の名がそのまま連邦共和国、さらに今日の王国の通称となった。日本語の「オランダ」もホラントのポルトガル語名に由来する。ホラント州および他の幾つもの州の総督(オランダ総督)の地位を占めたオラニエ=ナッサウ家は、共和国時代のオランダで事実上の君主となり、王国成立後にはその王家となった。また、ナポレオン・ボナパルトが弟ルイを王としてオランダを王国とした際には、ホラント王国と名付けられた。
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