ホンダ・インテグラタイプR

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ホンダ・インテグラタイプR(INTEGRA TYPE-R)は、本田技研工業の自動車でインテグラのスポーツバージョン。 NSXタイプRに続くタイプRシリーズ第2弾

[編集] 歴史

[編集] 初代(1995年-2001年)

1995年 10月16日に、2代目インテグラの派生型として発売。モデルは3ドアクーペと4ドアハードトップである。

ベースモデルのSi-VTECに対して、各部分の軽量化とモノコックフレームの強化を付すとともに、ECU、ピストン、カムシャフト、吸気系などの変更によりエンジン出力も200ps/8,000rpmとベースモデルに比べ15psの向上を実現した。またエンジンのカムカバーは赤の縮塗装仕様となっている。（前期型は後に96タイプR、96specと呼ばれる）

外装は、専用車体色のチャンピオンシップホワイトの設定の他、軽量アルミホイール、フロントのリップスポイラー及びリアの大型スポイラーを標準装備し、内装では、モモ社製 360㎜径ステアリング（SRS非装着車）、チタン削り出しシフトノブ、10,000rpmスケールのタコメータを備えたイエロー指針のメータ群およびレカロ社製バケットシートが採用された。なお、３ドア車ではバケットシートの色が赤または黒の選択ができた。

軽量化のため、ストックではオーディオ、エアコン、アンテナ、時計、リアワイパー、遮音材などは省かれていおり、フロントシールドもベースモデルよりも肉厚が薄くされているが、逆にモノコックフレームの一部は鋼板の肉厚が厚くなっている。前期型では、SRSエアバッグ装備の有無でステアリングの変速比が異なった。前期型の初期型はエンジンのポート研磨を手作業で行っていた事で知られる。

1998年 1月29日に発売された後期型（98タイプRあるいは98specと呼ばれる）では、ホイールのインチアップ（15→16inch）、ディスクロータの大径化、タイヤのワイド化（195→215）、ステンレス製4in1等長エキゾーストマニフォールド、ヘッドライトのHID化、モノコックの高剛性化、足回り、ECUのセッティングなどの変更が行われた。これにより前期型よりも走行安定性が高まったが、面白味では後退したと評価される場合もあった。

1999年 12月16日には、通常使用に必要と思われるエアコン等を標準装備したタイプRXが追加された。

[編集] 2代目(2001年-2006年)

2001年 7月フルモデルチェンジ。これが最初で最後のフルモデルチェンジである。
2006年 4月日本でのミニバンやコンパクトカー志向の強さとクーペ型乗用車不振の煽りを受け、国内の生産を終了した。(正式に言うと同年7月。なお、当初は最後の300台を生産し同年6月に正式な生産中止となるはずだったが、それを惜しむ声が大量に寄せられた為、150台増産で1ヶ月延長の同年7月に生産中止となる）