ホーキング青山
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ホーキング青山(ホーキングあおやま、本名:青山 世多加{あおやま せだか}、1973年{昭和48年}12月7日 - )はお笑いタレント、作家。東京都大田区出身。芸名は理論物理学者で青山と同じく両手両足が不自由なスティーヴン・ホーキングに由来している。
[編集] 人物
先天性多発性関節拘縮症(せんてんせい たはつせいかんせつこうしゅくしょう)のため、生まれたときから両手両足は使えない。本名の世多加は両親の初デートがニール・セダカのコンサートだったことからつけられた。
1994年、大川興業主催の若手芸人コンテスト『すっとこどっこい』でデビュー。“史上初の身体障害者のお笑いタレント”となった。
電動車いすをステージ上で使い、障害者による逆差別、障害者のセックス・排泄、障害者を見つめる他者の善意などを皮肉を込めて「お笑い」にするネタで知られている。
また、障害者の目線によるバリアフリー論や介護問題等の昨今の福祉問題をテーマにした講演も行っている。講演活動は、企業や自治体や学校等、幅広く展開している。
ビートたけしに心酔しており、初めてネタがテレビで放送されたのは、たけし司会の『ここがヘンだよ日本人』だった。また、たけしが監督した映画『Dolls』にも出演している。後にたけしとの対談集も発刊している。
自身の日常風景や自伝、エッセイなどをまとめた文章を残しており、多数の著作がある。ベストセラーとなった乙武洋匡の『五体不満足』では、『言語道断!―ホーキング青山自伝』と類似した内容が語られており、ホーキング青山は『笑え!五体不満足』中で、乙武洋匡による盗作を冗談交じりに示唆している。
現在、月一回のトークライブと年数回の単独ライブを都内で開催中。2007年のR-1ぐらんぷり出場&優勝を狙っている。
[編集] 主な著書
- 身障者・お笑い芸人という生き方(エッセイ集)
- 無差別級トークバトル 日本の差法(ビートたけしとの対談集の文庫本)
- 日本の差法(ビートたけしとの対談集)
- お笑い! バリアフリー・セックス(UNIVERSAL SEXの文庫本)
- 七転八転(言語道断の文庫本)
- 笑え!五体不満足(ネタ本)
- UNIVERSAL SEX―性欲に身障も健常もない
- ホーキング青山の傍若無人
- Listen!
- 言語道断!―ホーキング青山自伝