乙武洋匡
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乙武 洋匡(おとたけ ひろただ、1976年4月6日 - )は、スポーツライター。東京都新宿区出身。
東京都立戸山高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。先天性四肢切断(生まれつき両腕両脚がない)という障害を持っており、移動の際には電動車椅子を使用している。
大学時代に早稲田のまちづくり活動に参加。このまちづくり活動を取材したNHKの番組出演がきっかけで、障害者としての生活体験をつづった『五体不満足』を執筆し、出版。屈託のない個性と「障害は個性」と言い切る新鮮なメッセージがあいまって大ベストセラーとなった。また学生時代から報道番組にサブキャスターとして出演。活動に対して一部で“障害者である事を売りにしている”と批判する声もある。2000年2月に都民文化栄誉章を受賞。
卒業後、スポーツライターとしてジャーナリズムの世界に手を広げ活躍しつつ、2005年、新宿区の非常勤職員として「子どもの生き方パートナー」に就任。また同じ2005年から小学校教諭免許状を取得するために、玉川大学通信教育部に学士入学し、教員の道への足がかりとした。教員免許状取得を思い立ったのは、以前からの教育への関心に加え、長崎男児誘拐殺人事件などをきっかけに、子どもの人格形成に大人がどのような責任を負っているか問題意識を抱いたためという。
読売ジャイアンツ(現・オリックス)の清原和博が2000本安打を打った試合を観戦していた。
主な著書
- 五体不満足 (1998年)
- 乙武レポート (2000年)
- ほんね。―OTOTAKE DIARY2000~2001 (2001年)
- W杯戦士×乙武洋匡フィールド・インタビュー (2002年)
- 残像 (2002年)
- 65 27歳の決意・92歳の情熱(日野原重明氏との対談) (2003年)
- しごと。 (2003年)
- Flowers (2004年)
- 年中無休スタジアム―スポーツノンフィクション選 (2004年)
外部リンク
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