ポップコーン (食品)
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ポップコーン(Popcorn)とは、トウモロコシを原料にして作られた食品であり、主にスナック菓子として食べられている。
トウモロコシの品種であるポップコーン(爆裂種)を乾燥させた粒を、油やバターをひいたフライパンなどで数分間炒り続け、粒の中を水蒸気で飽和させることによって、弾けて大きくなったものに食塩、粉チーズ、醤油、またはシロップやキャラメルなどの甘い味の調味料や香料をかけて、そのまま食べるのが一般的である。
ポップコーンは、いくつかの形態で販売される。
- ポップコーンとして出来上がったものを袋詰めにして販売する
- 映画館や縁日などで、ポップコーン製造機で作成したものを販売する
- 自動ポップコーン製造機(カップに入ったトウモロコシを電子レンジで加熱してポップコーンにする)で無人販売する。おもちゃ売り場、ゲームコーナーなどにあることが多い。
- アルミ箔製の、簡易なフライパンの中にトウモロコシを入れ、ガスレンジで温めることで出来立てのポップコーンが出来るようにしているものを販売する
- ポップコーン用の粒をそのまま販売する
- 電子レンジで加熱することでポップコーンができる商品として販売する
爆裂種とは別の品種である(加熱しても爆ぜない)ジャイアントコーンを圧力窯に入れて熱し、急激に膨張させて出来あがったものの表面に砂糖をかけ、乾燥させてそのまま食べるものは、ポップコーンやポリコーンなどと称されている。
ポップコーンは柔らかく人や物に当たっても傷つけない特性から、パーティー会場で友人にあるいは映画館でスクリーンに投げつけるものとして用いられることもしばしばである。