マザー・ネイチャーズ・サン
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マザー・ネイチャーズ・サン(Mother Nature's Son)は、1968年に発表されたビートルズのアルバム『ザ・ビートルズ』、通称ホワイト・アルバムに収録されたポール・マッカートニー作のアコースティック・ソング。
マハリシ・マヘシ・ヨギの講義を受けるためにインドに滞在していたビートルズだがマハリシの講義を最後まで真剣に聞いていたのはジョージ・ハリスンのみで、ポールとジョン・レノンはマハリシの講義そのものがインチキと感じるようになり途中で帰国してしまっているが(ちなみに一番早く帰国したのはリンゴ・スターだが彼の帰国した理由は現地の食事が体に合わなかったため。元々からだの弱いリンゴは現地の食事で下痢してしまうなど散々な目にあった。)ポールがマハリシの講義に傾倒していた時期に作られた曲で詩にマハリシの影響が見て取れよう。
この曲に使われているアコースティック・ギターはマーティンD-28通称ドレッドノート・タイプの右利き用(ポールは左利きで、弦を左利き用に逆に張り替えてある。後にブリッジとピックガードを左利き用に付け替えている。)で「ブラックバード」でも使用されている。