マチルダ・アジャン
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マチルダ・アジャンは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する架空の人物。TV版登場話数:第9話・14話・23話・24話・29話(アムロによるウッディとの結婚式イメージのみ)。地球連邦軍の補給部隊に所属する女性士官で階級は中尉。第9話に初登場して以降、アムロ・レイや他のホワイトベース乗組員達の憧れの的ともなる。また、視聴者からの人気も根強く、電車男 (テレビドラマ)にも戸田恵子と共に出演するなどしている。(声優:戸田恵子)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 劇中での活躍
地球連邦軍補給部隊隊長。レビル将軍の特命により、護衛も無くミデアによる補給部隊のみと言う大胆な編成で危険な状態にあったホワイトベースへ赴き多数の物資を送り続けた。その補給は孤立無援で戦闘し続け疲弊していたホワイトベースクルーにとって、物心両面に於いて正に渇を癒すオアシスとも言うべきものだった。初登場時、ガンダムを操縦するアムロを評した台詞は、後の話数にも再三にわたって引用されており印象的。第24話でアムロに対して戦争の中で唯一ものを作っていくことが出来るため補給部隊へ志願したと語っていた。
オデッサ作戦前のホワイトベースへの黒い三連星の強襲時、ガンダムが撃破されるかという危機に際し、補給用輸送機ミデアを機銃掃射しながらジェットストリームアタックへ割って入り、オルテガのドムへ体当たりを敢行してガンダムの窮地を救う。しかし、邪魔されて激怒した黒い三連星のオルテガの手でミデアのコクピットを粉砕され戦死した。
劇場版『哀・戦士編』では、ハモンによるラルの弔い合戦よりも前に黒い三連星との戦闘が行なわれた関係からリュウよりも先に戦死した形となっており、ハモンのマゼラトップに背後を取られ絶体絶命となった際アムロの脳裏に稲妻のようなエフェクトと共に現れ「大丈夫」と声をかけるシーンが追加されている。これが劇場版におけるニュータイプ描写の嚆矢となり、直後にリュウのコア・ファイターが突っ込んでマゼラトップと激突しアムロは窮地を脱している。
その後、ホワイトベースがジャブローに到達する第29話ではマチルダの婚約者であったウッディ・マルデンが登場。彼女はオデッサ作戦が終わったら彼とジャブローで結婚する約束を交しており、その時にはホワイトベースのクルーも式に招待するつもりでいたという設定も儚さを漂わせている。
ホワイトベース乗員(特に男性クルー)に人気があり、カイ・シデンが記念写真の撮影を申し込んだ際には我も我もと多数のクルーが撮影に参加していた。12枚しかコピーの取れない記念写真を他のクルーに競り勝って手にしたアムロは思わず小躍りして喜んでいる。アムロにとっては初恋とも言うべき、初めて知る大人の雰囲気を持った女性であった。彼女の死はアムロにとっての戦う意義に大きな影響を与える。