マルコシアス・バンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マルコシアス・バンプ(MARCHOSIAS VAMP)は、日本を代表するグラムロックバンド。1985年結成、インディーズで活動。
目次 |
[編集] イカ天出演
1989年(平成元年)12月9日、三宅裕司のいかすバンド天国に出場。たまと番組史上屈指の名勝負を演じた。
[編集] グランドキングへの道~たまとの死闘~
マルコシアス・バンプが出場したこの日の放送はすでに4週を勝ち抜きグランドイカ天キングに挑戦するたまの3代目グランドイカ天キングがかかった回であり、また審査員同士の激論が発生するなど、大荒れの展開になった回でもあった。 そんな緊張の中登場したマルコシアスであったが、楽曲「バラが好き」は辛口の批評で知られる吉田建や伊藤銀次を含む審査員全員の絶賛を受けた。結果、マルコシアスはこの回のチャレンジャー賞を獲得。たまに挑むが、票決は4-2と2票差で敗れた。しかし審査委員長萩原健太は勝敗が決した後にマルコシアスに一票を投じ4-3とし、さらに「マルコシアスが惜しくて仕方がない。来週はグランドイカ天キングってことでキングがいなくなるんだから仮キングとして残していただけないでしょうかね」 と提案。審査員は拍手でこれを迎え、ディレクターも同意して特例措置で仮イカ天キングとして残る。この措置にメンバーは「うれしい」と率直な感想を述べた。 この対決は視聴者の記憶に強く残り、「イカ天史上最高の回」「イカ天の頂点は武道館ではなくたまとマルコシアスの対決」などと高く評価されている。 その後、5週勝ち抜きを達成し4代目グランドイカ天キングを受賞。仮キングからグランドへ勝ち上がった番組史上唯一のバンドとなった。ちなみにキング在位中は5週目にチャレンジャーのタッケナー・アンサンブルに坂上二郎の同情票1票(6-0とマルコシアスの勝利が決まった後の投票)が入った以外は審査員全員がキングのマルコシアス・バンプに票を入れるという準・完勝振りだった。
[編集] メジャーデビューから活動停止まで
この直後にリリースされたアルバム『乙姫鏡』は、イカ天での話題性もあってインディーズからの発売ながらオリコン初登場59位という記録を出す。1990年メジャーデビューする。 1996年1月、無限活動停止。
[編集] メンバー
- 秋間経夫:ボーカル、ギター(現在は、グラムロックバンド「AKIMA&NEOS」に在籍)
- 鈴木ユタカ(穣):ギター、コーラス
- 佐藤研二:ベース、チェロ、コーラス (イカ天出場当時に軍服風の衣装を着用、警察官風の帽子を被っていたためか、司会の三宅裕司に『こまわり君』と呼ばれる)
- 石田光宏:ドラムス、コーラス
[編集] ディスコグラフィー
タイトルの下は収録曲
インディーズ時代
- Pleasure-Sensations (1987年4月22日)
- ATTENTION PLEASE/MY BABY GONNA BE MY DOG/BARA GA SUKI/TETU NO TOBIRA/FANTASTIC CHIME/SHADOW BABY/DEEP BLUE/ENDRESS CHARM
- Destiny Calling (1988年4月25日)
- FOOL'S CAP/TAKE ME AWAY/ALL BECAUSE I ASKED FOR MORE/BROKEN MADE UP STORY/SWEET TRAGEDY/YOU BET
- 乙姫鏡 (1990年1月25日、キャプテンレコード)
- FAKE/ROUGEをふいて/悲しみの略奪者/LONELY CRY/MIDNIGHT THEATER/CRY OUT YOUR NAME
- (オリコン初登場59位)
メジャー時代(以下はビクターエンタテインメントより発売)
- IN KAZMIDITY (1990年10月31日)
- IMAGE TUNE/オレンジ色の月/REMEMBER SONG/MARMAID/BEAUTY BEAUTY/メビウスの館/独房のマリー/WELCOME TO MY DREAM/ナポレオンフィッシュの迷路/C.C.W.
- (オリコン初登場9位)
- Dynamic Was Ruby (1991年8月21日)
- MIDNIGHT SUNSET/MONUENT/CHANGE MY MIND/眠らない夜/20世紀のミスキャスト/GRIND TO CRY/すべてこのままに/強い無意識/HALF NOTE(密告者)/REVENGE FAIR/COMFORTS PLACEにて/TOMORROW
- MIRAVAL (1992年7月22日)
- l'ouvrture/シセリアのまつげの下で/De la fontaine a BRIGNOLES/MOUNTARSEの誘蛾灯 /SPIDER WOMAN/小人の行進/BABY,STOP YOU/摩天楼の上で/NO WONDER/SPmG
- reVAMPed (1993年1月21日)
- HAIR/DEEP BLUE(DANCE FREAK PARTY)/強い無意識(2nd EDITION)/BROKEN MADE UP STORY#3/TREAT ME/BIRTHDAY
- RINASCIMENT (1993年9月22日)
- Life is STRANGE BEATY SHOW/序曲「伝説」:THE BOOK OF REVELATION/VIBRATION BOOGIE II/嘘つきジュピター/THE INITIATION/かじりかけの夢の続きを/PANIC SONG/アリエッタ/びしょぬれの君の愛/La Strada/破滅のフィナーレ/フェルマータ
- BEST & RARE (1994年7月21日)
- バラが好き/MY BABY GONNA BE MY DOG/FANTASTIC CHIME/FOOL'S CAP/FAKE/MIDNIGHT THEATER/オレンジ色の月/REMEMBER SONG/ナポレオンフィッシュの迷路(PRIVATE GARAGE LIVE)/20世紀のミスキャスト(英語Version)/強い無意識/シセリアのまつげの下で/NO WONDER/びしょぬれの君の愛/かじりかけの夢の続きを/Life is STRANGE BEAUTEY SHOW/赤道直下のブギウギ/DEEP BLUE
- マスターベイション (1995年4月21日)
- マスターベイション/生きてりゃ最高/モンキー・パズル/鳥になる時/TODAY~矛盾な夜/夢のかけ橋/I WANNNA TAKE YOU/ONE LOVE/NO! NO! NO!/水の泡/世界を揺らせ
- (土屋昌巳がプロデューサーを務める)
[編集] 歴代イカ天キング
|
|
|