ラテン文学
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ラテン文学とは
目次 |
[編集] ラテン文学の特徴
ギリシア文学の影響を強く受けながら独自の発展を遂げた。
[編集] ローマ共和国時代
- リウィウス・アンドロニクス(紀元前284年-紀元前204年) - 叙事詩の翻訳、悲劇
- プラウトゥス(紀元前254年頃-紀元前169年) - 喜劇。代表作『アンピトルオー』『黄金の壺』『カシナ』
- エンニウス(紀元前239年-紀元前149年) - 叙事詩、悲喜劇など 代表作『年代記』『メーデーア』
- 大カトー(紀元前234年-紀元前149年) - 『農業論』
- テレンティウス(紀元前190年-紀元前159年) - 喜劇『アンドロス島の女』『兄弟』
- マールクス・トゥッリウス・キケロー - ラテン散文のスタンダードを作った人。後の作家は皆彼に倣った。
- ガーイウス・ユリウス・カエサル - 将軍であり、政治家。後に独裁者。代表作『ガリア戦記』『内乱記』『アレクサンドリア戦記』
[編集] ローマ帝国時代
[編集] 黄金時代
- ウェルギリウス(プーブリウス・ウェルギリウス・マロー/BC70-BC19) - ローマ最大の詩人。ラテン韻文のスタンダードを確立した。代表作『アエネイス』(ローマ建国叙事詩)・『牧歌(詩選)』・『農耕詩』・『アペンディクス・ウェルギリアーナ』
- ホラティウス(クゥィーントゥス・ホラーティウス・フラックス/BC65-BC8)- 南イタリアのウェヌシマ(地名)の人。解放奴隷の子供。ウェルギリウスと親交があった。抒情詩人。代表作『抒情詩集』
- オウィディウス(BC43-AD17) - 『転身譜(メタモルフォセス)』
- ティトゥス・リウィウス - 建国からの通史を描いた『ローマ史』が代表作。
[編集] 白銀時代
- セネカ(紀元前4年頃-紀元後65年頃) - ストア派哲学者。皇帝ネロの師。代表作『幸福論』
- タキトゥス(55年頃-120年頃) - 歴史家・政治家。代表作『ゲルマニア』『年代記』『同時代史』『アグリコラ』
- マルティアーリス(40年頃-104年頃) - 寸鉄詩『エピグランマタ(寸鉄詩集)』
[編集] 西ローマ帝国以後
- ボエーティウス(480年頃-524年頃) - 『哲学の慰め』『音楽教程』