ラーメンばあ
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[編集] 概要
ベビースターラーメンに似た味付けをされた麺を棒状にしたような形状で、おまけとしてシールが同梱されていた。後にこの菓子の名前に影響を受けた「らーめんババア」(よっちゃん食品工業)が駄菓子として発売された。因みにこちらは棒状ではない。
『覆面レスラーシール』と名づけられたこのシールは、キャラクターが描かれたシールをめくると、そのキャラクターの別の顔が描かれたもう一枚のシールが姿を現すもので、「ラーメン軍」と「麺魔軍」という2つのプロレス団体が抗争を繰り広げるというストーリーがつけられていた。 その後ストーリーは思いもよらぬ展開を見せ、宇宙の命運をかけたスペクタクルへと発展する。
伊東四朗扮する酔っ払いとおぼしき中年男性がラーメン屋台の店主に向かって踊りながら「すったからった、すったからった、オヤジ あ・ラーメンばあ」と言いながら近づくCMは強烈なインパクトを放ち、放映当時子供たちの間で軽い流行語のような扱いを受けていた。
『菓子におまけシールをつける』という手法はビックリマンシリーズの影響を強く受けたものであったが、2枚重ねというアイデアは『本家』ともいえるビックリマンにはないアイデア(のちにビックリマンでもシールを重ねたものが登場)で、後発ながらもシリーズ化され、強いファンも存在していた。
その後、イチゴ味のガムに同種のシールをつけたガムラツイストが発売された。初期のラインナップは両製品とも同一だったがその後別のシリーズとして展開された。この手法によって、ストーリー的に重層的な厚みを増すことに成功する一方、コンプリートするためには両方の商品を購入する必要があるため、子供には不評であった。
続いてココア味の錠菓をつけたタイムスリップバトルというシリーズもあったが短命に終わった。
(覆面レスラーシリーズとはまったくの無関係)