リューゲン島
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リューゲン島(Rügen)(ポーランド語:Rugia)は、ドイツ最大の島。バルト海に面するメクレンブルク=フォアポンメルン州にある。935km²に73,000人が住む(2001年)。隣接する小島 ヒッテンゼー島、ウマンツ島と共にリューゲン・クライスに所属する。
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[編集] 歴史
三十年戦争中期の1632年にスウェーデンによって領有される。1648年に三十年戦争の講和条約ヴェストファーレン条約によってスウェーデン領となった。大北方戦争において、プロイセン王国に占領されたが、1720年のストックホルム条約によってスウェーデンに返還された。その後もスウェーデンのヨーロッパ大陸における前線基地となったが、ナポレオン戦争期のキール条約によって、プロイセンに引き渡され、フォアポンメルン州(1945年まで)の一部となった。
[編集] 観光
リューゲン島は本土のシュトラルズントと橋(リューゲンダム橋)でつながっている。また、シュトラルズント、グライフスヴァルト、ヴォルガストからフェリーが出ている。東海岸は込み合った観光地になっており、観光地のいくつかは蒸気機関車でアクセス可能。ヤスムント国立公園がある。