リトアニア
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- リトアニア共和国
- Lietuvos Respublika
-
(国旗) (国章) - 国の標語 : なし
- 国歌 : 国民賛歌
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公用語 リトアニア語 首都 ビリニュス 最大の都市 ビリニュス (人口75万人) 大統領 ヴァルダス・アダムクス 首相 ゲディミナス・キルキラス 面積
- 総計
- 水面積率世界第68位
65,200km²
極僅か人口
- 総計(2004年)
- 人口密度世界第126位
3,607,899人
55人/km²GDP(自国通貨表示)
- 合計(2005年)
670億リタス(Litas)1(2007年にユーロに移行予定GDP(MER)
- 合計(2005年)世界第76位
237億ドルGDP(PPP)
- 合計(2003年)
- 1人当り世界第74位
401億7,000万ドル
11,200ドル独立
- 宣言
- 承認ロシア帝国より
1918年2月16日
1920年7月20日通貨 リタス(Litas)1(2007年にユーロに移行予定(LTL) 時間帯 UTC +2(DST: +3) ccTLD LT 国際電話番号 370 - 註1: 2007年からユーロを導入する予定。1€ = 3.45Lt
リトアニア、正式名称リトアニア共和国は、ヨーロッパ北東部の国である。バルト海に面して並ぶバルト三国の内の一つであり、北はラトビア、東はベラルーシ、南はポーランド、南西はロシア(カリーニングラード州)と接している。 2002年には、自殺率が世界一となるなど自殺率の異常に高い国としても有名。
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[編集] 国名
正式名称は、Lietuvos Respublika (リトアニア語: リェトゥヴォス・レスプブリカ) 。通称は、Lietuva (リェトゥヴァ)。
公式の英語表記は、Republic of Lithuania。略称は、Lithuania。
日本語の表記は、リトアニア共和国。通称は、リトアニア。
旧称、リトアニア・ソビエト社会主義共和国。
[編集] 歴史
詳細はリトアニアの歴史を参照。
歴史的な文書に最初に登場するのは1009年で、リトアニアは中世において重要な国の一つになった。13世紀、東ヨーロッパへのドイツのチュートン騎士団の植民とそれに伴うキリスト教化の試みは失敗し、独立したリトアニア大公国が生まれ、やがて東ヨーロッパ一帯に領土を広げる大国となった。キリスト教化はのちに個人的な結びつきがきっかけで平和的に実現され、14世紀にはリトアニア大公ヨガイラがポーランド王を兼ね同君連合となり、1569年以降はルブリン連合として合同しポーランド・リトアニア連合王国(ジェチポスポリタ)が成立した。この国は1795年の第3次ポーランド分割によってロシア帝国に併合された。
ロシア革命の余波が及んでいた1918年2月、ドイツの計画したミッテル・オイローパ構想(汎ヨーロッパ主義)の一環として、以前より小さいながらも独立したリトアニア王国が立てられた。その後、第一次世界大戦でドイツが敗北すると、同年11月リトアニア共和国となった。リトアニア共和国は、4世紀に渡る連合を捨てて、ポーランド(リトアニア東部・南部地域)やドイツ(クライペダ地方)との領土問題で争いつづけた。1926年には独裁制に移行している。第二次世界大戦中の1940年、ソビエト連邦によって併合された。大日本帝国の在リトアニア・カウナス総領事館の杉原千畝がユダヤ人を助けたのはこの頃である。
1986年以降、ソビエト連邦のペレストロイカにより、共産党政権は終結し、旧ソ連を構成していた15の共和国の中でもっとも早い1990年3月11日にリッベントロップの独ソ不可侵条約の密約の無効を宣言し独立回復宣言をした。国内に他民族(主にロシア人)が少なかったことが、国内意見の集約を容易にさせた側面があるとされる。独立後は、エストニア・ラトビアとは異なり、残留ロシア人に対しほぼ無条件で国籍をあたえた。その後、西欧諸国との結びつきを強めており、2004年3月29日にはNATOに加盟し、さらに5月1日にはヨーロッパ連合(EU)へ加盟した。
[編集] 政治
詳細はリトアニアの政治を参照
国家の元首は大統領であり、5年任期で直接選挙によって選ばれる。また外交や防衛方針の策定にも加わり、それらを指揮する職務も担う。大統領は、議会の承認を得て、首相や他の閣僚を任命する。他にも官僚や憲法裁判所の裁判官も任命する。
リトアニア議会は「セイマス」(Seimas)と呼ばれ、一院制で141議席有り、4年任期で選挙により選ばれる。この内71議席は小選挙区直接選挙、70議席は全国比例代表制により選出される。議会に議員を送り込むには、政党はすくなくとも全投票の5%を獲得しなければならない。
[編集] 地方行政区分
詳細はリトアニアの州を参照
行政区分は10の州 (apskritis) に分けられており、それぞれに州庁のある市の名前が付けられている。 さらに州は全部で56の地方自治体(市や地区)に分割される。これらの行政上の区分けは1994年に行われた。
- アリートゥス (Alytus)
- カウナス (Kaunas)
- クライペダ (Klaipėda)
- マリヤーンポレ (Marijampolė)
- パネベジス (Panevėžys)
- シャウレイ (Šiauliai)
- タウラゲ (Tauragė)
- テルシェイ (Telšiai)
- ウテナ (Utena)
- ビリニュス (Vilnius)
なお、行政区分とは別に、文化的な観点から5つの地方に分けられる。
- アウクシュタイティヤ (Aukštaitija) - 北東部
- ジャマイティヤ (Žemaitija) - 北西部
- ズキヤ (Dzūkija) - 南東部
- スヴァルキヤ (Suvalkija) - 南西地域
- 小リトアニア (Mažoji Lietuva) - 沿海地域、クライペダ地方(Klaipėdos kraštas)ともいわれる。
[編集] 地理
リトアニア共和国はバルト海諸国の中でもっとも大きく、有名な国でもある。 およそ100kmの砂の海岸が広がり、その内の38kmがバルト海に面している。 主な不凍港はクライペダ港で、クルシュー砂州の狭い入り口にある。 その浅瀬はカリーニングラードに向かって南に広がっている。 ニャムナス川とその支流は、国際運河ともなっている。 国土は、氷堆石による丘を除けば、なだらかに平坦である。丘は西と東の方で高台となっており、最も高い地点でも292mしかない。 ヴィスティティス湖など多くの湖と低湿地帯があり、混交湿地林が国土の30%を覆っている。 気候は、海洋性と大陸性の中間で、湿気があり、夏と冬は温暖である。 地理学者によると、首都のビリニュスはヨーロッパの地理学的な中心地に位置しているとのことである。
[編集] 経済
リトアニアを含めたバルト諸国の貿易相手は、ほとんどロシアである。1998年のロシアの経済危機で落ち込んだ時期もあったが、回復しつつある。2001年の失業率は12.5%と高く、また国内の消費も低かったが、それらも好転してきた。2005年2月の失業率は6.1%である。 2003年、リトアニアはEU圏内の国で最も高い経済成長率(第3四半期で8,8%)を記録した。 西欧諸国との貿易を拡大し、世界貿易機関(WTO)の一員ともなった。2004年に欧州連合(EU)に加盟。 国有企業、特にエネルギー部門におけるそれの大規模な民営化が開始されており、現在も進行中である。 通貨であるリタスは、2002年2月2日よりユーロとの固定相場制が導入されており、2007年にはユーロへと移行する予定である。
リトアニアは鉱物資源にまったく恵まれていない。唯一採掘されているのは原油であるが、2002年時点の採掘量は43万トンに留まる。
[編集] 国民
人口の80%以上が、リトアニア語を話すリトアニア人である。リトアニア語は、現存している2つの印欧語族バルト語派の一つであり、公用語にもなっている。少数派として、ロシア人(8%)、ポーランド人(7%)、ベラルーシ人(1,5%)がおり、リトアニア内でもそれぞれの言語を話している。宗教は、ローマ・カトリックが主流であるが、他にもロシア正教、ルター派プロテスタント、ユダヤ教がある。
[編集] 有名な出身者
[編集] 文化
日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
---|---|---|---|
1月1日 | 元日 | Naujieji Metai | |
2月16日 | 独立記念日 | Nepriklausomybės diena | 帝政ロシアからの独立記念日 |
3月11日 | 独立回復記念日 | Nepriklausomybės atkūrimo diena | 旧ソ連からの主権国家宣言日 |
復活祭の前々日 | 聖日曜日 | Verbų sekmadienis | |
移動祝日 | 復活祭 | Velykos | |
復活祭の翌日 | 復活祭月曜日 | ||
5月1日 | メーデー | Tarptautinė darbininkų diena | |
5月第1日曜日 | 母の日 | Motinos diena | |
7月6日 | 建国記念日 | Karaliaus Mindaugo karūnavimo diena | 初代王ミンダウガスの戴冠式日 |
6月24日 | 洗礼者ヨハネ祭 | Joninės (Rasos) | 夏至祭 |
8月15日 | 聖母被昇天祭 | Žolinė | |
11月1日 | 諸聖人の日 | Visų Šventųjų diena | |
12月25日-26日 | クリスマス | Kalėdos |
[編集] スポーツ
古くからバスケットボールが盛んであり、ソ連時代ではシャルーナス・マルチルリョーニス、アルビダス・サボニスら中心選手を輩出しソウルオリンピックで男子代表は金メダルを獲得するなど数多くの世界大会で実績を残している。マルチルリョーニス、サボニスはNBAにも所属した。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
[編集] 外部リンク
[編集] 公式
[編集] その他
- 世界の国々 > ヨーロッパ
-
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