リーボック
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リーボック(Reebok International Limited、NYSE:RBK)はイギリスの代表的なスポーツ用品メーカー。アメリカではナイキに次いで2番目のシェアを誇る。
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[編集] 歴史
陸上選手でもあった創業者のジョセフ・ウィリアム・フォスターが自身の足に合ったスパイクを制作したのが始まり。1900年には「J・W・フォスター社」を設立し、同社が制作したスパイクを履いた陸上選手らがロンドンオリンピックで大活躍を遂げ、一躍有名となった。
1958年には社名をリーボック(reebok…アフリカに棲息する大鹿、ガゼルのこと)に変更し、陸上だけでなく、他競技用のスパイクやシューズも開発する。
1979年にはアメリカに進出。1982年に出されたエアロビクスシューズ「フリースタイル」がヒットしたことにより、全米に浸透。1986年にはアメリカのメーカーを差し置いて、トップシェアを獲得した。後にアメリカではイメージ戦略を全面的に押し出すナイキに後塵を拝するが、技術の高さや機能性を全面的に押し出し、現在に至る。
2005年にはドイツのアディダス社に買収される。
[編集] 日本での地位
1980年代後半に大ブームを巻き起こしたものの、現在の日本でのシェアは4位~5位である。これは日本ではシューズは機能性や技術よりファッション性が高いため、リーボックの戦略に合致していない点、リーボックが日本をさほど重要なマーケットに置いていない点などがある。また、技術や機能性という点では日本のメーカーであるアシックスやアメリカのニューバランスの方がイメージが強い。
[編集] 主な契約選手
- バスケットボール ・アレン・アイバーソン(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、その他多数の選手
- サッカー ・ライアン・ギグス(マンチェスター・ユナイテッド)、ティエリ・アンリ(アーセナル)、アンドレイ・シェフチェンコ(チェルシー)、イケル・カシージャス(レアル・マドリード)
[編集] ユニホームサプライチーム
- バスケットボール NBA全チーム
- サッカー マンチェスター・シティ、ボルトン・ワンダラーズ、ウェストハム・ユナイテッド、サンパウロFC、SCインテルナシオナル、CRヴァスコ・ダ・ガマ、デポルティーボ・サプリサ、全北現代モータース、Aリーグ全チーム
[編集] 労災
2006年12月8日、日本法人のある社内部長が2004年8月から2ヶ月にわたり人事総務部長に5回も退職要求され、それを断ると三階級下の主任に降格させ倉庫に配置転換される。その上年収を400万減らされ、その部長はうつ病を患い、労災が認められていたことが明らかになった。[1]
[編集] 外部リンク
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