イケル・カシージャス
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イケル・カシージャス(Íker Casillas Fernández, 1981年5月20日 - )は、スペイン、マドリード出身の同国代表のサッカー選手。リーガ・エスパニョーラ・レアル・マドリード所属。ポジションはGK。
スペインが誇る名門レアル・マドリードのカンテラからの生え抜き選手である若き守護神。高校在学中にトップチーム入り。生え抜きながら若くしてスペイン代表にも選ばれ活躍していることからマドリニスタ(レアル・マドリードのサポーター)からは「聖イケル(San Íker)」と賞賛されている。
また、現在のスペイン代表第二主将である。
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[編集] プレイスタイル
デビュー当初からハイボールの処理が課題であったが、昨今ではそれもかなり克服してきた。驚異的な反射神経を生かしたセービングと瞬時の飛び出しは世界最高レベルにある。安定感も身に付け、弱点は非常に少なくなってきている。決して屈強とはいえないレアル・マドリード守備陣(リーグ中位レベル)の最後方で孤軍奮闘している。カシージャス個人のファインセーブで失点を免れた事も一度や二度ではなく、守備が崩壊したときも彼が批判されることは少ない。彼がレアルのゴールマウスにいるのといないのでは、天と地の差があると言っても過言ではなく、現在、ブッフォンやチェフらと並び世界最高のゴールキーパーの一人。
リーガでの対バレンシア戦でペナルティエリア内からのアイマールのボレーをセーブしたのは伝説的なセーブのひとつである。また、マドリードダービーでは、シュートを30本近く打ったアトレティコ・マドリードを0点に抑えたという偉業もある。
[編集] その他
- 恋人のエバ・ゴンサレスは2003年のミス・スペインに選ばれている。
- 日本スポーツ企画出版社が毎月第一・第三木曜日に発行しているサッカー雑誌「ワールドサッカーダイジェスト」にはカシージャスのコラムが掲載されている。
[編集] 所属クラブ
- 1998-1999 レアル・マドリードC
- 1999-2000 レアル・マドリードB
- 1999- レアル・マドリード 196試合 / 0得点
[編集] 代表
61試合 / 0得点
- 2000年 スウェーデン代表戦でスペイン代表デビュー。
- 2001-2002 2002 FIFAワールドカップ・日韓大会 - ベスト8
- 当時の正GKだったサンティアゴ・カニサレスの怪我により、その座を獲得し出場。スーパーセーブを連発した。
- 2003-2004 EURO2004・ポルトガル大会 - 1次リーグ敗退
- 2005-2006 2006 FIFAワールドカップ・ドイツ大会 - ベスト16
[編集] タイトル
[編集] チーム
- 1999-2000 UEFAチャンピオンズリーグ - 優勝
- 2000-2001 リーガ・エスパニョーラ - 優勝
- 2001-2002 スペイン・スーパーカップ - 優勝 / UEFAチャンピオンズリーグ - 優勝
- 2002-2002 トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカ カップ - 優勝
- 2002-2003 リーガ・エスパニョーラ - 優勝 / UEFAスーパーカップ - 優勝
- 2003-2004 スペイン・スーパーカップ - 優勝
[編集] 個人
- 1999-2000 最優秀新人選手(リーガ・エスパニョーラ)
レアル・マドリード - 2006-2007 |
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1 カシージャス | 2 サルガド | 3 ロベルト・カルロス | 4 セルヒオ・ラモス | 5 カンナヴァーロ | 6 ディアッラ | 7 ラウル | 8 エメルソン | 10 ロビーニョ | 11 シシーニョ | 12 マルセロ | 13 ロペス | 14 グティ | 15 ブラボ | 16 ガゴ | 17 ファン・ニステルローイ | 18 カッサーノ | 19 レジェス | 20 イグアイン | 21 エルゲラ | 22 パボン | 23 ベッカム | 24 メヒア | 26 ガルシア | 27 デ・ラ・レー | 28 アダン | 29 カシージャ | 30 ブエノ | 38 トーレス | 39 バレーロ | 監督 カペッロ | |