レット・イット・ビー (曲)
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レット・イット・ビー Let It Be |
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ビートルズ の シングル | ||
リリース | イギリス:1970年3月6日 アメリカ:1970年3月11日 |
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録音 | アップル・スタジオ (1969年1月31日) アビー・ロード・スタジオ (4月30日,1970年1月4日) |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 3分50秒 | |
レーベル | アップル・レコード | |
プロデュース | ジョージ・マーティン | |
チャート順位 | ||
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ビートルズ 年表 | ||
サムシング / カム・トゥゲザー (1969年) |
レット・イット・ビー (1970年) |
レット・イット・ビー(Let It Be)は、1970年にビートルズの22枚目にして全世界共通では最後のシングル[1]として発表され、続いて同年に発表されたラストアルバム『レット・イット・ビー』に収録された曲[2]。作詞・作曲はポール・マッカートニー。
ポールは1969年のゲット・バック・セッションでビートルズがバラバラになってしまったのを悲観していた際、亡き母メアリー[3]が降りてきて「なるがままにしなさい、なるがままにすればすべてうまくいくのです」と囁いた。その事をヒントにして書いたといわれている。
この曲はシングル・バージョンがジョージ・マーティン、アルバム収録バージョンがフィル・スペクターのプロデュースによるものだが、元々は同じテイクから作られたものである。両者の違いは下記の通りである。
- 曲のラストで「レット・イット・ビ~」と繰り返す数がシングルよりアルバムが一回多い
- 間奏のギター・ソロ
- オーケストレーション
また、映画ならびに『レット・イット・ビー...ネイキッド』で使われたものは別テイクで、シングル版・アルバム版にない歌詞"There will be no sorrow"という一節が含まれている。
アメリカではビルボード・チャート1位を獲得。日本では138万枚以上[4]の売り上げを記録し、国内で発売されたビートルズのシングルの中では最高のヒット作となった。ポールは1979年以降、ウィングスやソロのライヴでこの曲を演奏し続けており、現在ではポールの代表曲のひとつになっている。
[編集] 収録アルバム
[編集] 脚注
- ^ カップリング曲は「ユー・ノウ・マイ・ネーム」
- ^ アルバムの『レット・イット・ビー』は最初、写真集付きのボックス・セットとして発売され、後に廉価版が発表された
- ^ 聖母マリアとの説もあるが、ポール本人は「自分の母メアリー」とインタビューで答えている
- ^ ビートルズのレコード