サムシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サムシング / カム・トゥゲザー Something / Come Together |
||
---|---|---|
ビートルズ の 両A面シングル | ||
リリース | イギリス:1969年10月31日 アメリカ:1969年10月6日 |
|
録音 | アビイ・ロード・スタジオ (1969年5月2日,5月5日,7月16日) |
|
ジャンル | ロック | |
時間 | 3分0秒 | |
レーベル | アップル・レコード | |
プロデュース | ジョージ・マーティン | |
チャート順位 | ||
|
||
ビートルズ 年表 | ||
ジョンとヨーコのバラード (1969年) |
サムシング / カム・トゥゲザー (1969年) |
レット・イット・ビー (1970年) |
サムシング(Something)は、ビートルズの楽曲のひとつ。作詞作曲はジョージ・ハリスンで、1969年に発表されたアルバム『アビイ・ロード』に収録されている。また、ジョン・レノン作の「カム・トゥゲザー」と両A面扱いでシングル・カットされ、ビートルズ時代の公式発表曲の中で唯一シングルのA面収録曲となったジョージの作品であり、彼の代表作として知られる。
ビートルズの両A面シングルは過去にも「恋を抱きしめよう/デイ・トリッパー」、「イエロー・サブマリン/エリナー・リグビー」、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー/ペニー・レイン」と3つあった。しかしこれらが両A面扱いであったのはイギリスにおいてのみで、アメリカ合衆国のビルボードのチャートでは両面とも単独でランクインされることが普通であった(ビートルズのシングルの場合、ほとんどがB面曲もチャートインしている)。「サムシング/カム・トゥゲザー」も当初それぞれ単独の曲としてランクインし、「サムシング」は3位、「カム・トゥゲザー」は2位まで到達したが、両曲ともトップ10内に在位中にビルボードのチャート集計方法が変更され、両面ヒットは単独の作品として数えられるようになったため、両曲のポイントが合算されて「カム・トゥゲザー/サムシング」として1位になった。
ビートルズでは「イエスタデイ」に次いで世界でカヴァーされた曲と言われており、アメリカのラジオ局でも「イエスタデイ」に次いでエア・プレイ回数が多い楽曲と言われる。ジョージにとって最も成功した楽曲であり、この曲によってジョージは一人前のソングライターとして広く認知されるようになった。
フランク・シナトラが「一番好きなレノン=マッカートニーの楽曲は“サムシング”だ」とコメントしていた(ジョージ作とは知らないようだった)。また、マイケル・ジャクソンがジョージとビートルズの話をしている時、「サムシング」の話になり、「え? あなたが書いたんですか? レノン=マッカートニーだと思ってた」と本人の目の前で言ったという。
[編集] 収録アルバム
- アビイ・ロード
- ザ・ビートルズ1967年~1970年
- ザ・ビートルズ・アンソロジー3
- ザ・ビートルズ1
- ラヴ
- ザ・ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン - ジョージ・ハリスンのベストアルバム
- バングラデシュ・コンサート - ジョージ・ハリスンのソロアルバム
カテゴリ: ビートルズの曲 | 1969年のシングル | ジョージ・ハリスン