ロシア・ルーブル
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ルーブル (рубль、rouble/ruble) は、ロシアの通貨単位である。国際通貨コード(ISO 4217)はRUB(以前はRURを使用)。補助通貨はカペイカ(копейка、kopek/copeck)で、1ルーブルは100カペイカである。1ルーブル=4.60円(2007年2月13日現在)。
ロシア帝国から旧・ソビエト連邦でも使用されたが、1961年に10分の1のデノミネーションを行った。また、連邦崩壊後の急激なインフレーションにより通貨の価値が下がった事や、アジア通貨危機の影響を受けて通貨価値が急落した。その為1998年1月にロシア政府は1,000分の1のデノミネーションを行った。 しかし、長らくかつてのような通貨価値を回復したとは言えず、ロシア国内においてもドル決済やユーロ決済の方に信用が行くという皮肉な事態が発生していたが、近年のロシア経済の好調により、徐々に通貨としての信用を回復しつつある。2005年2月より、USドルとユーロを組み合わせた通貨バスケットを導入しており、2007年2月13日に0.60USドル+0.40ユーロから0.55USドル+0.45ユーロに変更した。
硬貨は、10カペイカ、50カペイカ、1ルーブル、2ルーブル、5ルーブルが流通している。1カペイカと5カペイカも存在するがほとんど使われていない。紙幣は、10ルーブル、50ルーブル、100ルーブル、500ルーブル、1,000ルーブルが流通している。(2004年シリーズ) 2006年7月、5000ルーブル紙幣が流通開始。
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