ロマン・ロラン
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ロマン・ロラン(Romain Rolland, 1866年1月29日、クラムシー, ニエーヴル県 - 1944年12月30日)は、フランスの作家である。主著『ジャン・クリストフ』により、1915年にノーベル文学賞を受けた。
1886年にパリの高等師範学校に入学、当初は哲学のアグレガシオン(1級教員資格)取得を目指すが、支配的なイデオロギーに追従することをきらい、1889年に歴史のアグレガシオンを取得する。ここに後々彼のポリシーとなる「魂の独立」の現れが見える。ローマへの留学を経て、パリの名門リセであるアンリ4世校やルイ・ル・グラン校で歴史を、ソルボンヌ大学で音楽史を、母校高等師範学校で芸術史を教えた。その後、文壇デビューを果たし、1904年から1912年にかけて、ベートーベンをモデルにした大河小説『ジャン・クリストフ』を発表。1914年の第一次世界大戦勃発後は反戦平和を訴え、スイスのジュネーブで反戦の論文「戦いをこえて」を発表した。他に代表作として1922年から1933年にかけて刊行された『魅せられたる魂』など。