1922年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世紀: | 19世紀 - 20世紀 - 21世紀 |
10年紀: | 1900年代 1910年代 1920年代 1930年代 1940年代 |
年: | 1919年 1920年 1921年 1922年 1923年 1924年 1925年 |
|
1922年(せんきゅうひゃくにじゅうにねん)は、日曜日から始まる平年である。
目次 |
[編集] 他の紀年法
- 干支:壬戌
- 日本(月日は一致)
- 中国(月日は一致)
- 中華民国暦11年
- 朝鮮(月日は一致)
- 阮朝(ベトナム)
- 啓定6年12月4日 - 啓定7年11月14日
- モンゴル国
- 共戴11年12月4日 - 共戴12年11月14日
- 仏滅紀元:2464年~2465年
- イスラム暦:1340年5月2日~1341年5月12日
- ユダヤ暦:5682年4月1日~5683年4月12日
- 修正ユリウス日(MJD):23055~23419
- リリウス日(LD):123896~124260
※檀紀は、大韓民国で1948年に法的根拠を与えられたが、1962年からは公式な場では使用されていない。
※主体暦は、朝鮮民主主義人民共和国で1997年に制定された。
[編集] できごと
- 1月11日 - 糖尿病患者に世界初のインスリン投与が行なわれる。
- 2月2日 - ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」。
- 2月6日 - ワシントン海軍軍縮条約と九か国条約の調印が行われる。
- 2月6日 - ピウス11世がローマ教皇に選出。
- 2月8日 - チェーカーがGPUと改称、NKVDの直轄となる。
- 2月28日 - エジプトがイギリスからの独立を宣言。
- 3月3日 - 全国水平社創立。
- 3月30日 - 未成年者飲酒禁止法公布。
- 4月3日 - ロシア共産党書記長にヨシフ・スターリンが選出される。
- 4月16日 - ドイツ・ソビエト政府間にラパロ条約が結ばれ、両国が修交する。
- 4月 - 賀川豊彦らが日本農民組合を創立する。
- 6月28日 - アイルランド内戦勃発。
- 7月15日 - 堺利彦・山川均らが日本共産党を結成。
- 8月25日 - 大河津分水が通水。
- 9月18日 - ハンガリーが国際連盟に加盟。
- 10月25日 - 日本軍が樺太北部を除いてシベリアから撤兵する。
- 10月27日 - ファシスト党がローマに進軍し、ベニート・ムッソリーニが政権を掌握する。
- 11月1日 - トルコ革命でスルタン制廃止が宣言される。オスマン帝国が滅亡する。
- 11月8日 - 犬養毅・尾崎行雄・島田三郎らが革新倶楽部を結成。
- 12月6日 - アイルランドの南部26州がグレートブリテンおよびアイルランド連合王国より離脱し、アイルランド自由国が成立。
- 12月30日 - ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・ザカフカースの4共和国で構成されるソビエト社会主義共和国連邦の成立が宣言される。
[編集] 日付不詳
- 2月 - 小泉信三、論文「労働価値説と平均利潤率の問題」 (「改造」)。山川均と河上肇と櫛田民蔵と、価値論争が勃発。
- 夏 - ドイツのテューリンゲン州イルメナウで、第1回マルクス主義研究週間開催。フェリックス・ワイル、ジェルジ・ルカーチ、カール・コルシュ、リヒャルト・ゾルゲ、フリードリヒ・ポロック、ベラ・フォガラシ、福本和夫、カール・アウグスト・ウィトフォーゲルが参加。
- 11月 - アルベルト・アインシュタインが改造社に招聘されて来日。相対性理論のブームが勃発。
- 芥川龍之介『トロッコ』。
- 一部の研究家達により無線通信の可能性が研究され始める(アマチュア無線の誕生)。
[編集] 誕生
- 1月4日 - 山田風太郎、小説家(+ 2001年)
- 1月28日 - 松田耕平、実業家(東洋工業第3代社長、広島東洋カープ前オーナー(+ 2002年)
- 2月1日 - レナータ・テバルディ、ソプラノ歌手(+ 2004年)
- 2月7日 - 宮川哲夫、作詞家(+ 1974年)
- 2月26日 - ウィリアム・ボーモル、経済学者
- 3月8日 - 水木しげる、漫画家
- 3月10日 - 山下清、画家(+ 1971年)
- 4月1日 - 元良誠三、船舶工学者
- 4月19日 - エーリヒ・ハルトマン、ドイツ空軍のエース・パイロット
- 4月29日 - 岩崎英二郎、ドイツ語学者
- 5月15日 - 瀬戸内寂聴、小説家
- 5月23日 - ダニエル・デファイエ、サクソフォーン奏者(+ 2002年)
- 5月29日 - ヤニス・クセナキス、作曲家(+ 2001年)
- 5月30日 - ハル・クレメント、SF作家(+ 2003年)
- 6月10日 - ジュディ・ガーランド、女優(+ 1969年)
- 6月25日 - 鶴見俊輔、哲学者
- 7月2日 - 藤原彰、歴史学者(+ 2003年)
- 7月15日 - 松園尚巳、実業家(ヤクルト本社元社長、ヤクルトスワローズ元オーナー)(+ 1994年)
- 7月17日 - 丹波哲郎、俳優(+ 2006年)
- 7月19日 - ジュリウス・ニエレレ、タンザニアの大統領(+ 1999年)
- 8月2日 - 中内功、実業家(ダイエー元社長、福岡ダイエーホークス元オーナー)(+ 2005年)
- 8月27日 - 宇野宗佑、政治家・第75代内閣総理大臣(+ 1998年)
- 9月27日 - アーサー・ペン、映画監督
- 11月17日 - スタンリー・コーエン 1986年度ノーベル生理学・医学賞受賞者
- 12月19日 - 阿部日顕、僧侶、大石寺第67世法主
- 日付不詳 - ジャニーヌ・リュエフ、作曲家(+ 1999年)
[編集] 死去
- 1月4日 - 石原和三郎、作詞家(* 1865年)
- 1月5日 - アーネスト・シャクルトン、探検家(* 1874年)
- 1月9日 - 竹内綱、自由民権運動家・衆議院議員(* 1840年)
- 1月10日 - 大隈重信、第8・17代内閣総理大臣、東京専門学校(現、早稲田大学)創立者(* 1838年)
- 1月22日 - ベネディクトゥス15世、第257代ローマ教皇(* 1854年)
- 1月22日 - 徳川慶久、徳川慶喜家第2代当主・貴族院議員(* 1884年)
- 1月23日 - アルトゥール・ニキシュ、指揮者(* 1855年)
- 1月26日 - ルイージ・デンツァ、作曲家(* 1846年)
- 1月27日 - ジョヴァンニ・ヴェルガ、小説家(* 1840年)
- 1月27日 - ネリー・ブライ、ジャーナリスト(* 1864年)
- 2月1日 - 山縣有朋、陸軍軍人・第3・9代内閣総理大臣(* 1838年)
- 2月8日 - 樺山資紀、元海相・文相・内相・台湾総督(* 1837年)
- 2月15日 - 嶌田川儀兵衞、大相撲の力士(* 1844年)
- 3月7日 - 一柳末徳、第11代小野藩主(* 1850年)
- 3月23日 - オットマール・フォン・モール、外交官・日本の政府顧問(* 1846年)
- 4月1日 - カール1世、オーストリア・ハンガリー帝国最後の皇帝(* 1887年)
- 4月2日 - ヘルマン・ロールシャッハ、ロールシャッハテスト考案者として知られる精神医学者(* 1884年)
- 4月24日 - 神谷伝兵衛、実業家(* 1856年)
- 4月30日 - 荘田平五郎、実業家(* 1847年)
- 5月2日 - オイゲン・エールリッヒ、法学者(* 1862年)
- 5月18日 - シャルル・ルイ・アルフォンス・ラヴラン、病理学者(* 1845年)
- 5月19日 - 江原素六、政治家・麻布中学創設者(* 1842年)
- 5月22日 - カール・タイケ、作曲家(* 1864年)
- 5月26日 - エルネスト・ソルベー、化学者・実業家・政治家(* 1838年)
- 6月15日 - 日応、僧侶、大石寺第56世法主
- 6月18日 - ヤコブス・カプタイン、天文学者(* 1851年)
- 6月19日 - 常陸山谷右エ門、大相撲第19代横綱(* 1874年)
- 6月20日 - ヴィットーリオ・モンティ、作曲家(* 1868年)
- 6月27日 - 東伏見宮依仁親王、日本の皇族(* 1867年)
- 7月4日 - ロタール・フォン・リヒトホーフェン、第一次大戦期のドイツの空軍パイロット(* 1894年)
- 7月5日 - 近藤芳助、元新選組隊士(* 1843年)
- 7月7日 - カハル・ブルハ、アイルランドの独立運動家(* 1874年)
- 7月9日 - 森鴎外、小説家(* 1862年)
- 7月22日 - 高峰譲吉、化学者(* 1854年)
- 8月2日 - アレクサンダー・グラハム・ベル、発明家(* 1847年)
- 8月8日 - 東坊城徳長、貴族院議員(* 1869年)
- 8月12日 - アーサー・グリフィス、アイルランド独立運動の指導者(* 1871年)
- 8月22日 - マイケル・コリンズ、アイルランド独立運動の指導者(* 1890年)
- 8月30日 - ジョルジュ・ソレル、哲学者(* 1847年)
- 9月18日 - 知里幸恵、アイヌ神謡集著者として知られるアイヌ人女性(* 1903年)
- 9月25日 - 東海散士、小説家・衆議院議員(* 1853年)
- 10月15日 - 大井憲太郎、自由民権運動家・衆議院議員(* 1843年)
- 11月18日 - マルセル・プルースト、作家(* 1871年)
- 11月21日 - リカルド・フロレス・マゴン、メキシコの無政府主義者(* 1874年)
- 12月6日 - 宮崎滔天、大アジア主義運動家(* 1871年)
- 12月11日 - 田村崇顕、第12代一関藩主(* 1858年)
- 12月16日 - エリエゼル・ベン・イェフダー、現代ヘブライ語成立の中心人物(* 1858年)
- 12月22日 - 西郷四郎、「姿三四郎」のモデルとして知られる柔道家(* 1866年)
- 12月31日 - 人見勝太郎、元蝦夷共和国松前奉行・茨城県令(* 1843年)