ヴァイオレット
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ニオイスミレ | ||||||||||||||
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分類 (APG植物分類体系) | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Viola odorata L. | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ニオイスミレ | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
sweet violet |
ヴァイオレット、ニオイスミレ(匂菫、学名:Viola odorata)は、スミレ科スミレ属の、寒さには強いが暑さにはかなり弱い多年草である。西アジアからヨーロッパ、北アフリカの広い範囲に分布し、また、バラ、ラヴェンダーとならぶ香水の原料花として、古くから栽培されている。草丈10~15cmで、茎は匍匐し、葉は根生で、他のスミレ類と同じく、ハート形である。花は露地植えでは4月から5月にかけて咲き、いびつな5弁花で、すみれ色またはヴァイオレット・カラーと呼ばれる明るい藍色が基本だが、薄紫・白・淡いピンクなどもあり、八重咲きもある。パンジーやヴィオラに比べると、花も小さく、花付きも悪いが、室内に置くと、一輪咲いているだけで、部屋中が馥郁たる香りに包まれるほどの強い香りがある。学名はViola odorataで、属名は「すみれ」の意味。種名は「香りがよい」。
[編集] 栽培
日本では、2,3月頃に、温室栽培された蕾または花付きの鉢物が売り出される。温室栽培なので寒さや暑さに弱く、室内でしばらく観賞したらおしまいである。イギリスなどの種苗店ではいくつかの品種のタネが売られており、タネから栽培するならインターネットの通販などで買うと良い。春に他のタネと一緒に注文して、半年間冷蔵庫の野菜室に保管し、9月下旬頃に丁寧に鉢に播いて1mmほど覆土しておくと、十日くらいで発芽する。鉢やプランターに定植し、冬に強い霜に当てないようにすれば、春に開花させることができる。日当たりがよく、やや重い土のところを好む。
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