一人っ子
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一人っ子(ひとりっこ 英訳:only child)とは、自分以外の兄弟や姉妹がいない人を指す。
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[編集] 概要
ちなみに一人っ子の割合は30~40年前から増えていない。クラスに一割いるかいないかである。
少子化の原因は一人っ子の増加と勘違いする人がいるが、実際は「子供を持たない夫婦」「DINKS」「独身者」が増えたため。
対人関係能力が乏しく社会性・積極性に欠ける、精神的に甘く自己中心的、など「一人っ子であることは、それだけで一つの病気である。」(スタンレー・ホール、1898年)とこれまで否定的存在として見られてきたが、人間関係にとらわれていないため根が優しく他者に対して良心的、知的な発達に優れる、のびのびと個性を開花させる、など肯定的な側面に光を当てられるようになってきている。しかし、一人っ子と兄弟姉妹のいる環境では、きょうだいのいる環境の方が利点が多いのも事実である
[編集] 小説
一人っ子が要素の小説として以下のものがある。
[編集] 一人っ子の有名人
[編集] 参考文献
- 本多信一『「ひとりっ子」ほど他人(ひと)と上手に生きられる』大和出版、1989年、ISBN 9784804711515
- 高橋章子『ひとりっ子が読む本』三笠書房、1990年(知的生きかた文庫、1995年、ISBN 9784837907701)
- 村上春樹『国境の南、太陽の西』講談社、1992年(講談社文庫、1995年、ISBN 9784062630863)
- 畑田国男『ひとりっ子、大好き』主婦の友社、1995年、ISBN 9784072161777
- 依田明『ひとりっ子がわかる本』PHP研究所PHP文庫、1995年、ISBN 9784569568348
- 田村正晨『ひとりっ子の深層心理がわかる本』河出書房新社KAWADE夢新書、1996年、ISBN 9784309501109
- 加藤典洋『村上春樹イエローページ』荒地出版社、1996年(『村上春樹イエローページ2』幻冬舎文庫、2006年、ISBN 9784344408463)
- 村本邦子、津村薫『ひとりっ子の育て方』三学出版、2002年、ISBN 9784921134495
- パトリシア・ナックマン、アンドレア・トンプソン『「ひとりっ子だから」なんて言わせない』主婦の友社、2004年、ISBN 9784072407967
- 杉山由美子『ひとりっ子時代の子育て』日本放送出版協会、2005年、ISBN 9784140881330
- 荒井有里『ひとりっ子でよかった』学陽書房、2005年、ISBN 9784313660403