万座温泉
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万座温泉(まんざおんせん)は、群馬県吾妻郡嬬恋村(旧国上野国)にある温泉。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 酸性硫黄泉
白濁、または黄濁したお湯が特徴であり、毎分3750Lの湧出量がある。
また、硫黄成分の含有量が日本一の温泉である。二位は月岡温泉、三位は高湯温泉である。
[編集] 温泉街
上信越高原国立公園内、標高1800mに位置する。濁河温泉とともに、通年自家用車でたどり着ける日本最高所の温泉である。
万座ハイウェーの終点の山間に十数軒の旅館、大型ホテルが存在する。周囲にはスキー場が存在する。温泉街の外れにある「空吹き」と呼ばれる硫化水素の煙の噴出口は、万座温泉のシンボルといえる。
[編集] 歴史
開湯時期は不明である。戦国時代には武士が湯治に訪れた記録がある。江戸時代にも湯治場として開けていたが、あまり栄えてはいない。万座が本格的に温泉場として開けてくるのは、戦後になって西武グループによるリゾート開発が行われ、交通の便が改善されてからである。
2004年に発生した温泉偽装問題では、温泉を引いていないにも関わらず、HP上に温泉利用を思わせる表記を行っていた旅館があったと報じられた。 以後、該当施設での表記は改善された。