三春藩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三春藩(みはるはん)は、陸奥国田村郡(現在の福島県三春町)に存在した藩の一つ。
目次 |
[編集] 概要
戦国時代には田村氏が本拠を置いたが、豊臣秀吉の奥州平定時に改易される。1627年、蒲生氏に代わって伊予国から加藤嘉明が移封され、会津に入ったとき、嘉明の次男・加藤明利が3万石で三春に入った。その後、二本松より松下長綱が3万石で入る。
その後、常陸国宍戸より秋田氏が5万石で入る。戊辰戦争の際には当初こそ奥羽列藩同盟に加わるも、郷士河野広中らの主張で土壇場で奥羽方を裏切って新政府軍側に寝返る。これにより所領を安堵されて明治時代まで至った。
[編集] 歴代当主
[編集] 加藤氏
外様(3万石)
[編集] 松下氏
外様(3万石)
[編集] 秋田氏
外様(5万石)
- 初代、秋田俊季
- 二代、秋田盛季
- 三代、秋田輝季
- 四代、秋田頼季
- 五代、秋田延季(治季)
- 六代、秋田定季
- 七代、秋田倩季(千季)
- 八代、秋田長季(謐季)
- 九代、秋田孝季
- 十代、秋田肥季
- 十一代、秋田映季