三遊亭白鳥
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三遊亭 白鳥(さんゆうてい はくちょう、1963年5月21日-)は、落語家。新潟県上越市出身。模型店の二男。本名は藤田 英明(ふじた ひであき)。新潟県立高田高等学校、日本大学芸術学部文芸学科卒業。
主に新作落語を得意演目とする。 春風亭昇太を始めとする創作話芸協会「SWA」の一員。背番号は『2』。出囃子は『白鳥の湖』。
最近は新作落語に留まらず「火炎太鼓」や「ハイパー初天神」といった自称『白鳥古典』を数多くてがける。 2007年3月現在、新しい白鳥像を築いた「奇想天外祭り」、一度はしくじりながらも結局は仲良しに戻った昔昔亭桃太郎との二人会「桃白鳥」のみならず、かつてより白鳥を天才と評している大学は同級だが落語家としては後輩の柳家喬太郎との二人会、まさかの組み合わせのようだが「同年代で見るべき落語家は白鳥」と語ったらしい立川談春との二人会も始まってしまっている。
理論家で知られる鈴々舎馬桜は自腹で白鳥鑑賞のうえに「落語会の宝」と褒めたたたえ、芸風があまりにも違う柳亭市馬ですら「お客さまを喜ばせる事にかんしては右に出る者がいない」と言う。
その白鳥が喬太郎、談春に触発されたか、落語家人生の総決算として2007年4月に「白鳥大全集4巻」を行なう。ゲストにはもちろんだるま食堂もいる。
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[編集] 略歴
- 1987年 - 三遊亭圓丈に入門。「三遊亭にいがた」の名前を貰う。
- 1990年 - 二つ目に昇進。「三遊亭新潟」を名乗る。
- 2001年 - 真打に昇進。現在の「三遊亭白鳥」となる。
- 2005年 - 平成16年度彩の国落語大賞受賞。 初のビッグタイトルを獲得。
受賞記念の会では師匠円丈は末期ガンの噺をする。
[編集] 主な出演番組(地方ローカル含む)
- 笑点(日本テレビ):若手大喜利
- スポーツうるぐす(日本テレビ)
- 笑いが一番(NHK)
- 浅草お茶の間寄席(千葉テレビ)
- 岡田斗司夫のプチクリ学園(MONDO21)
- 夕方ワイド!新潟一番(テレビ新潟)
- ポテトおいしい60分(上越ケーブルビジョン)
[編集] 主な新作落語
- 『マキシム・ド・呑兵衛』
- 『給水塔の幽霊』
- 『ラーメン千本桜』
- 『はらぺこ奇談』
- 『真夜中の襲名』
- 『青春残酷物語』
- 『戦え!おばさん部隊』
- 『天使がバスで降りた寄席』
- 『明日に向かって開け』
- 『牛丼晴れ舞台』
他