スポーツうるぐす
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スポーツうるぐすは1994年4月2日から放送している日本テレビ系列の週末スポーツニュース番組。デジタルハイビジョン放送(地上デジタル放送のみ)。
総合司会並びに企画構成は、野球解説者の江川卓。題目のうるぐすは江川の名のローマ字「SUGURU(スグル)」を逆さま「URUGUS(ウルグス)」にしたもの。
2005年9月からオープニングのフォーマットが変更され、オープニングテーマ曲のPVに乗せてその日のヘッドラインを紹介するスタイルとなったが2006年9月2日にフォーマット再更新、江川の投球アニメーションが映し出されるという、2005年8月以前に近いスタイルに戻った。 ちなみに現在の番組オープニングテーマ曲はL'Arc~en~Cielの「SEVENTH HEAVEN」。
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[編集] 放送時間の変遷
以下の放送時間は全てJST。
- 1994.04~2000.09/土・日曜とも23:45~24:25
- よみうりテレビのみ土曜の放送は24:45~25:25(1996.07まで。以降は同時ネット)
- 2000.10~2001.03/土曜24:10~24:50、日曜23:45~24:25(「ナイナイサイズ!」開始に伴い、土曜のみ25分繰り下げ)
- 2001.04~2006.09/土曜23:55~24:35、日曜23:30~24:10(「NNNきょうの出来事」との枠交換で15分繰り上げ)
- 2006.10~現在/土・日曜とも23:55~24:35(「Music Lovers」開始に伴い、日曜のみ25分繰り下げ)
かつては「NNNきょうの出来事」(現・「NNN NEWS」)の後に放送されていたが、週末は平日と比べニュースが少ない上、週末はスポーツイベントが多いので、スポーツ情報強化を目的に2001年春より「NNNきょうの出来事」と放送時間を入れ替えている(もっとも、近年の社会情勢からして、週末もニュースは多くなっているが)。
土曜日のみクロスネット局のテレビ宮崎(UMK)ではフジテレビ「土曜プレミアム」の放送枠との兼ね合いで遅れて放送される場合があり、その場合はネット素材をUMKで録画して、この番組の前の定時番組明けから放送している(逆に、日本テレビでの放送時間が特番等で遅くなる場合、番組の性質から(報道番組と同じように)撮って出しが出来ないので、22時台までのフジテレビの番組の後、穴埋めの単発番組を放送してから、本番組を含む23時台以降の日本テレビの番組を同時ネットする)。
ちなみに前述した通り番組開始当初、土曜日は関西エリア(よみうりテレビ)のみ「たかじんnoばぁー」を23:45から放送していたため1時間遅れのネット録画となっていた。
また、テレビ宮崎では、週末のみフジテレビ系列のスポーツニュース(「プロ野球ニュース」、後に「感動ファクトリー・すぽると!」)をネットしていたためこの番組は最初未放送だったが、2001年4月より日曜日のスポーツ枠が「EZ!TV」に吸収されネット不可能となったことに伴い、日曜日のみこの番組のネットに移行することで、テレビ宮崎でのこの番組のネットがスタートした。そして2年後の2003年4月より土曜日の「すぽると!」にニュース枠が内包されたことを機にフジテレビ系列のスポーツニュースのネットから完全離脱、土日ともにこの番組のネットに一本化された。
春秋の特番編成期間中も「恋のから騒ぎ」「ナイナイサイズ!」(以上土曜)、「中井正広のブラックバラエティ」、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」「Music Lovers」(以上日曜。ローカル差し替え地区あり)は原則的に休止せず放送するため、それらの番組終了後から生放送される。その為0時台後半以後に延期されることもある。
[編集] 出演者
[編集] メインキャスター
- 1994,04,02-現在:江川卓
※江川の夏季休暇時等による不在の場合には江川と同じく日本テレビ野球解説者である掛布雅之らが代理キャスターを担当することがある(但し、年末年始休暇の時などは代役を立てないこともあり、その際はサポートキャスター陣のみでの進行となる)。
[編集] サポートキャスター
- 1994,04,02-1998,09,27:豊田順子、鈴木健
- 1998,10,03-2000,03,26:柴田倫世、鈴木健
- 2000,04,01-2004,11,28:柴田倫世、鈴木崇司
- 2004,12,04-2006,09,30:鈴江奈々、鈴木崇司
- 2006,10,01-現在:古閑陽子、田辺研一郎
[編集] 解説・コーナー担当等(現在)
[編集] 解説・コーナー担当等(過去)
- 高橋源一郎(競馬)
- 高田万由子(競馬)
- 都並敏史(サッカー)
- 花田勝(相撲)※大相撲本場所期間中のみの出演(2005年7月より出演休止)。
- 芝田山親方(元・横綱大乃国)(相撲)※同上。
- 鮎川なおみ(アシスタント)
[編集] ナレーション
[編集] 主なコーナー
[編集] 通年のコーナー
- うるぐすディスカバリー
- 一ヶ月間のスポーツの知られざる話題を「~あまり知られていない」という形式で取り上げる、月一回の特集。
- ハテナポン!
- うるぐすディスカバリーと似て非なるコーナー。野球に関する事柄を限定し、疑問を解決する。それまでのジャイアンツ応援コーナーに代わって設けられたコーナーと思われるが、ジャイアンツに限らず全球団を対象にしている。
- 海外サッカー超速報
- 海外のサッカーリーグで日本人選手の出場がある際に、エンディングでその試合の速報を伝える。
[編集] シーズン限定のコーナー
- 江川なあなた~センター試験
- 2006年度からスタート。2005年度までの「江川な人」のリニューアルバージョンで、土曜日に放送。視聴者からのその日の「勝負の分かれ目」(とその理由)の投稿を番組公式サイトで受け付け、江川が生放送で添削する。なお、応募の際は必ずペンネーム(ハンドルネームのほうが正しいが)でなければならない。
[編集] 既に終了したコーナー
- 江川な人
- 江川卓がその日のジャイアンツの試合において、結果を知る前に勝負の分かれ目を見つけ、その分かれ目について解説するコーナー。なお、公式サイトでは試合終了まで、視聴者からの「勝負の分かれ目」予想を受け付けており、見事に当てると江川な人認定書が進呈される。しかし、その分かれ目だけではなく、その理由まで完璧に当てないと当てたことにはならない。
- 当初は土日双方で展開されていたが、「連覇値」(後述)の登場とともに土曜日限定となった(日本シリーズを除く)。
- 2005年度については読売ジャイアンツが早々と優勝争いから脱落し、野球パートの比重を阪神と中日の優勝争いにシフトさせるため、シーズン途中の8月20日の放送をもって打ち切られた(但し日本シリーズ時は「江川な人的見方」と題してやっていた)。翌2006年度からは「江川なあなた」へ移行。
- 巨人一週間→今週のジャイアンツ愛→G愛勇気→ジャイアンツ城
- ジャイアンツ応援コーナー。長嶋茂雄監督時代は「巨人一週間」というタイトルだったが、原辰徳監督就任時に「今週のジャイアンツ愛」というタイトルとなり、同監督就任2年目に「G愛勇気」に改題された。さらに堀内恒夫監督就任時に「ジャイアンツ城」となったが、2004年末をもって一連のジャイアンツ応援コーナーは廃止。同様の企画は単発の特集で対応している。
- ちなみにこれらのジャイアンツ応援コーナーの前身として「カルトG」というコーナーもあった。
- 連覇値(2004年のみ「ほりう値」)
- 2003年春より日曜定例コーナーとしてスタート。前の年の首位チームの戦力を100として、この週のジャイアンツの戦力を数値化するというもの。各選手に持ち点(タイトルホルダーなら15点、3割バッター・10勝投手なら10点、その他のレギュラー野手及び先発・中継ぎ・抑えのローテーション投手なら7~8点、それ以外は6点以下)が与えられており、選手の故障離脱及び復帰や選手の調子などで変動する。
- 基本的にはジャイアンツのみ数値を出しているが、1ヶ月に1度全球団の数値を出すスペシャルが展開され、その際は柴田アナウンサーがロケに出て、各球団の選手にインタビューしていた(柴田アナ降板後は鈴江アナとラルフ鈴木アナの2人で担当)。同じ形式でパリーグバージョン「連パ値」が展開されることもある。
- 2004年は連覇値から「ほりう値」に改題。他球団の戦力値が毎週出るようになった(しかし、ジャイアンツを除き、内訳はスペシャルの時のみの発表だった)が、アテネオリンピックや球界再編問題の影響で、この年のシーズン後半には殆どこのコーナーは展開されなくなってしまった。
- 2005年は「連覇値」のタイトルに戻して再スタートしているが、1ヶ月に1度のスペシャルの放送のみのようで、通常の日曜日においては普通の試合解説のみとなっている。この年も読売ジャイアンツの低迷からか終盤は殆ど展開されなかった。
- GruppeF・jetzt
- 2006 FIFAワールドカップドイツ大会に備えたコーナーで、2006年1月からスタート、原則として日曜日放送。日本代表と予選Fグループでの対戦相手の動き、および日本代表選手関連の取材VTRを放送。2004年度までの「サタデーナイトサッカー」同様に海外現地に乗り込んでの取材も行われる。ちなみにコーナータイトルはドイツ語で、「グループFの今」という意味である。
- MSJ
- 2005年度のJリーグコーナー。2004年度まで「サタデーナイトサッカー」に内包されていたものが独立。毎回の試合について、武田が「SJ」(=スゴイJリーガー)を1試合につき1名、「MSJ」(最もスゴイJリーガー)を1節につき最大1名(該当者なしの場合もある)選定し、MSJに選ばれた選手には、「MSJタオル」が進呈。さらに、2005年度はこれに加えSJを1点、MSJを3点の計算で年間ランキングを決定、その結果ガンバ大阪のアラウージョが年間1位となった。しかし2006年からはワールドカップイヤーということから海外サッカー中心の『GruppeF・jetzt』へ移行、Jリーグについては試合結果のみの報道となっている。
- サタデーナイトサッカー
- 2004年度以前の土曜定例のコーナーで、2005年度の「MSJ」も元々はこのコーナーに内包されていた。Jリーグの結果のほか、この一週間の海外サッカーの動き、また海外サッカーでの日本人選手関連の取材VTRを放送していた。日本人選手関連VTRは海外での関係者取材が多い。なお、2005年度以降、海外サッカー情報は随時単発の特集として放送されているほか、2006年は『GruppeF・jetzt』のコーナーでもフォローしている。
- スポーツワイドランキング
- 「うるぐすディスカバリー」の前身とも言うべきコーナー。一週間のスポーツの話題をランキング形式で紹介していた。
- 夢競馬
- スタート当初の数年間、高橋源一郎がレギュラー出演した時に放送された企画である。当初はGIシーズンを中心にGIとそれに直結するトライアル・ステップレース(日曜開催分)を土曜日に予想し、収支100万円を目指すというもの。その収支により競走馬(ファーストゴシップ・バーボンカントリーの2頭)を実際に購入したこともあった。(書きかけ)
- 競馬頭脳
- 杉本清のレギュラー入りに伴い開始された競馬コーナー。江川と杉本がGIレースを土曜日に予想し、どちらが多く儲けられたかを争っていた。負けた方には罰ゲームもあった。しかしあまりにも当たらないため、最後のシーズンとなった2001年春季は江川と杉本が共同で予想し、ノルマ金額を達成(元手よりも1円でも多くする)する形式となった。
- 競馬家族
- 2001年秋~2002年春のGIシーズンに展開されていた競馬コーナー。一般視聴者からの依頼を受け、江川と杉本が競馬予想でお金を増やすという企画であった。
- 競馬研究所
- 2002年秋~2003年秋のGIシーズンに展開されていた競馬コーナー。江川所長と杉本相談役が競馬による財テクを目指す。厳密には2003年春季は「競馬研究所2」、同年秋季は「競馬研究所・下半期」というタイトル。当初、江川所長と杉本相談役の衣装は白衣だったが、2003年春の成績が好調だったため、秋季は金ピカの衣装となった。
- 競馬学園→競馬学院
- 2004年春のGI期間からスタートした競馬コーナー。杉本清が先生、その他の出演者は生徒役(江川は学級委員長)に扮し、江川と杉本がその週のGIレースを予想する(2005年春季以降は、江川や杉本に待ったをかける立場で武田も毎回予想に参加)。なお、2004年秋は三連単の予想をしていた。ちなみにその日の放送にゲストがいる場合、ゲストも転校生という設定でコーナーに参加することもある(過去には蛍原徹、谷繁元信、三浦大輔が転校生として出演。松坂大輔もコーナー放送日にゲスト出演したことがあるが転校生としての出演なし)。また、2005年春季の最終週では徳光和夫が理事長役としてVTR出演した(徳光は競馬学園以前の競馬コーナーにも稀にVTR出演して予想を展開していた)。
- ちなみに、2004年秋のGI期間では主に尾崎豊の曲が、2005年春及び2006年春のGI期間ではアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の劇伴音楽(06年は魂のルフラン)が、2005年秋のGI期間では主にBOØWYの曲がBGMとして使用されている。
- 2005年秋のGIシーズンではリニューアルして「競馬学院」に改題され、それまでの田舎の学校風のセットから、名門私立学校風のセットに変更された(本来、2005年春の最終週の土曜日に、江川らが馬券を外した場合にコーナーを廃止することを徳光が宣言していたが、結局江川らだけでなく徳光本人も外したため、リニューアルという形で落ち着いた)。2006年春のGIシーズンをもってコーナー廃止。
- 週刊都並ニュース
- 都並の出演が週1回のみとなった際に放送されていたサッカーコーナー。
- NFLの花道
- 花田勝がNFL挑戦に伴い一時降板していた頃に放送。花田のNFL挑戦を追ったドキュメント。
- 土俵際解説
- 相撲期間のみ展開される、花田勝の相撲コーナー。角界の話題を伝える「花田ヘッドライン」も内包。2005年度名古屋場所以降は花田勝の一時休養に伴いコーナー休止(これは二子山親方死去を発端とする一連の騒動の影響によるものと思われる)。
- 絵馬に願いを・・・
- 2006年秋のGI期間からスタートした競馬コーナー。
[編集] その他
- 2005年8月以前は、番組のマスコットキャラとして「うるぐす君」というアシカ型のキャラクターがいた。当初はCGとして登場し、直接江川らとやり取りする場面もあったが、声を当てていた大神いずみの日本テレビ退社とともにそのような場面は無くなった。それ以降もオープニングアニメーションやコーナーVTRで姿を見せていたが次第に出番が減少。2005年9月のオープニングフォーマット変更により事実上姿を消した。なお、その後もスタジオのテーブルには「表彰台に上がっているうるぐす君」のミニチュアを置いている。2006年10月現在、オープニングのCGには再び「うるぐす君」が使われている。
- ラルフ鈴木は2001年より全国高等学校クイズ選手権(高校生クイズ)の司会を担当しているため、毎年番組内で同番組の宣伝を行っていた。また、同番組の予選の時期の土曜日は殆ど不在となる。なおラルフ不在の際には中野謙吾、長谷川憲司といった同局のスポーツ担当の男性アナが代行する(ただ2003年と2004年は地方大会が少なかったため不在となるケースも少なかった)。なお、前述した通りラルフは2006年10月以降この番組を離れ、平日の『NEWS ZERO』でスポーツを担当する。
[編集] 歴代テーマソング
- 「サラバ涙の夜」BROSS(1994年4月2日~6月25日)
- 「HAPPY GO LUCKY」東京スカパラダイスオーケストラ(1994年7月2日~10月1日)
- 「この世で一番大切なもの」椎名へきる(1998年)
- 「try your emotion」w-inds)(2002年1月~3月)※同局のソルトレークオリンピック中継テーマ曲を兼ねた
- 「∞INFINITY」愛内里菜(2003~?)
- 「Kiss Me」Janne Da Arc(2004年4月7日~5月30日)
- 「Grow into shinin' stars」SweetS(2004年6月5日~7月31日)
- 「ASAHI~SHINE&GROOVE~」大黒摩季(2004年8月1日~9月26日)
- 「STEP UP!」愛内里菜(2004年10月2日~2004年12月26日)
- 「For the future」Do As Infinity(2005年1月1日~3月27日)
- 「You look at me~one」倉木麻衣(2005年4月2日~6月26日)
- 「fairy land」浜崎あゆみ(2005年7月2日~9月25日)
- 「Friday Party」AAA(2005年10月1日~10月30日)
- 「抱きしめる」BoA(2005年11月5日~2005年12月25日)
- 「TOKYO通信~Urbs Communication~」SOUL'd OUT(2006年1月1日~2月19日)
- 「Startin'」浜崎あゆみ(2006年2月25日~3月26日)
- 「フレンジャー」大塚愛(2006年4月1日~5月28日)
- 「Diamond Wave」倉木麻衣(2006年6月3日~7月30日)
- 「UN ROCK STAR」ORANGE RANGE(2006年8月5日~8月27日)
- 「アイ ノ コトバ」hitomi(2006年9月2日~9月30日)
- 「Starlight Destiny」SOUL'd OUT(2006年10月1日~11月26日)
- 「Joyful,Joyful」宮川愛(2006年12月2日~2007年1月28日)
- 「CROSS SEASON」玉置成実(2007年2月3日~3月31日)
- 「SEVENTH HEAVEN」L'Arc~en~Ciel(2007年4月1日~)
[編集] スタッフ
[編集] 関連リンク
- NEWS ZERO(2006年10月以降、平日のスポーツニュースは同番組内で放送)
- スポんちゅ(2005年10月~2006年9月の平日スポーツニュース)
- スポーツMAX(1997年9月~2005年9月の平日スポーツニュース)
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
日本テレビ系 週末深夜のスポーツニュース 1994.04 - |
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NNNきょうの出来事 ※スポーツ部分を分離して継続 |
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