今夜はブギーバック
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今夜はブギーバックは小沢健二とスチャダラパーによるコラボ曲。作詞・作曲は小沢健二、光嶋誠、松本真介、松本洋介。
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[編集] 解説
1994年レコード会社の枠を超えたコラボ楽曲として、それぞれのバージョンを2枚同時発売し話題を呼ぶ。このことから俗に言う「コラボ」作品のさきがけとして語り継がれている。50万枚を超える大ヒットのおかげで2組の名は一躍広く知れ渡り、後のリリースされた互いの作品もヒットを飛ばす。現代までに数多くのミュージシャンがライブで披露、カバーリリースされている。
この曲のコード進行はEn Vogueの「Give It up, Turn It Loose」のまさにそのものである。公式見解として「パクリ」であるとは公表されていないものの、曲中の歌詞にも「シェイク・イット・アップ」という単語が出てくることから「意図的に」パクったものであることが推測される。
「パクった」というと悪いことのように聞こえるが、当時「渋谷系」と呼ばれる音楽においては過去の音源を「元ネタ」としてサンプリング、またはフレーズを借用することが一種の様式であったという時代背景が存在するからである。ちなみに、作詞・作曲のクレジットにはスチャダラパーと小沢健二の名前が連名で記載されている。
- 参考URL→2005年11月に放送されたJFN系「WANTED」水曜日にてミュージシャンでありヒットチャート予想の連載をした「CDは株券ではない」などの著作などでも知られる菊地成孔がこの件について話した。[1]
[編集] シングル
- 今夜はブギーバック(nice vocal) (東芝EMI 1994年3月9日 最高位15位)
- 「小沢健二 feat. スチャダラパー」名義。
- 今夜はブギーバック(smooth rap) (キューンレコード 1994年3月9日 最高位21位)
- 「スチャダラパー feat. 小沢健二」名義。
[編集] バージョン
- 今夜はブギー・バック(meanwhile back at the party)
- nice vocalのカップリング。
- 今夜はブギーバック (Live at BIG EGG?)
- smooth rapバージョンのカップリング。
- 今夜はブギーバック("DISCO TO GO LIVE") featuring スチャダラパー /
- 小沢健二のSg『ラブリー』収録。小沢のライブにスチャがゲスト出演した際、収録されたもの。
- 今夜はブギーバック(smooth rap) Remixed by 小山田圭吾
- リミックスを手がけた小山田圭吾が小沢健二のパートを歌っている。リミックスアルバム『サイクル・ヒッツ~リミックス・ベスト・コレクション 』収録。
- 今夜はブギーバック(smooth rap) Remixed by 高木完、K.U.D.O
- 『サイクル・ヒッツ~リミックス・ベスト・コレクション 』収録。
[編集] カバー
- 今夜はブギーバック/あの大きな心/小沢健二
- 小沢健二が、4年間の活動休止期間を経てリリースされたアルバム『Eclectic』収録のセルフカヴァー。
- 今夜はブギーバック/チャッカマンズ
- 今夜はブギーバック/Anny's Ltd
- 今夜はブギーバック/竹中直人&ワタナベイビー
- 竹中直人の主演映画『男はソレを我慢できない』のテーマ曲。プロデューサーはスチャダラパー。
- 今夜はブギーバック/KREVA
- Sg『Have a nice day』収録。
[編集] その他
- アンサーソングとしてECDによる「DO THE BOOGIE BACK」リリース。
- 1999年 宇多田ヒカルがLUV LIVEにて披露。Sessyo(4月1日)、スチャダラパー(4月2日)がゲスト出演する。
- 宇多田ヒカルとRIZEによっても披露されている。
- 嵐 (ジャニーズ)のライブで櫻井翔が披露。
- SMAPがSMAP×SMAPのコーナーの1つで披露。
- 2005年 TERIYAKI BOYZのアルバム収録されている『今夜はバギーパンツ』は歌詞の一部を使用。NIGOは親友のスチャダラに「すいません、使っちゃいました。」と話し「使用料もらえるの?(笑)」と返された。
- 2006年 フジファブリック、SPARTA LOCALS、アナログフィッシュの対バンライブにてアンコールセッション披露。
- 2006年 BaseBallBear、シュノーケル、チャットモンチーの対バンライブにてアンコールセッション披露。
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