今道友信
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今道 友信(いまみち とものぶ、1922年11月19日 - )は、日本の哲学者、形而上学者、美学者、芸術学者、倫理学者、哲学史家である。
今道は、「エコエティカ」なるものを提唱している。
今道はまた「類縁学」なるものも提唱している。例えば、
- 文学 セルバンテス、美術 シャガール、音楽 ワーグナー
- 文学 シェークスピア、美術 ピカソ、音楽 ストラヴィンスキー
- 文学 ラシーヌ、美術 モンドリアン、音楽 フランク
- 文学 ゲーテ、美術 クレー、音楽 ベートーヴェン
目次 |
[編集] 略歴
1922年東京生まれ。
パリ大学、ヴェルツブルク大学で非常勤講師。
1958年九州大学助教授。
1962年東京大学助教授
1968年東京大学文学部教授。
1975年国際美学会副会長。
1978年文学部長。学生の占拠する学部長室の失火事件で学生を処分。
1982年定年退職、東京大学名誉教授。
英知大学大学院長。
1981年哲学国際センターを創設、所長。
1996-99年哲学国際研究所(IIP、パリ)所長。
国際形而上学会会長、国際美学会終身委員兼名誉会長、国際エコエティカ学会会長。
哲学美学比較研究国際センター所長。
[編集] 今道友信の選んだ21世紀への書
- 『宇比山踏』本居宣長
- 『形而上学』アリストテレス
- 『告白』アウグスティヌス
- 『聖書』
- 『精神現象学』ヘーゲル
- 『荘子』荘子
- 『創造的進化』ベルグソン
- 『同一性の自己塑性』今道友信
- 『法律』プラトン
- 『論語』孔子
[編集] 著書
- 『美の位相と芸術』 東京大学出版会 1968、1971増補版
- 『子守唄』(作詞作曲集) すみれ文庫 1969
- 『解釈の位置と方位』 美学史研究草書別冊 東京大学文学部 1971
- 『同一性の自己塑性』 東京大学出版会 1971
- 『愛について』 講談社現代新書272 1972
- 『美について』 講談社現代新書324 1973
- 『芸術と理性』(講演録) 精神開発叢書55 富山県教育委員会 1978
- 『アリストテレス 人類の知的遺産』 講談社 1980
- 『東洋の美学』 TBSブリタニカ 1980
- 『東西の哲学』 TBSブリタニカ 1981
- ダンテ神曲講義[[1]]
- 『エコエティカ』
- 『美の存立と生成』 ピナケス出版 2006