仙堂花歩
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仙堂 花歩(せんどう かほ、1980年2月1日 - )は、兵庫県西宮市出身の吉本新喜劇の女優で、元宝塚(宝塚歌劇団)の娘役スター。本名「細原 麻衣(ほそはら まい)」。宝塚時代の愛称は「まいまい。」吉本興業所属。
実母も「才玉蓮(さい・ぎょくれん)」の芸名で、1970年から1974年まで宝塚在籍歴をもつ。
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[編集] 略歴
- 1989年、小学4年生の時に東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」にリトルコゼット役で出演。
- 1998年3月、宝塚音楽学校を首席で卒業し、84期生として宝塚歌劇団に入団。同年『シトラスの風』で初舞台後、花組に配属。
- 2001年9月、星組に組替え。
- 2002年、ショー『LUCKYSTAR!』では歌唱力を買われて「エトワール」(最後のパレードの先頭ででテーマ曲を歌う役)に抜擢される。12月『ガラスの風景』で新人公演ヒロイン。
- 2003年『恋天狗』でバウホール公演ヒロイン。
- 2004年『1914/愛』では、オペラ歌手志望だが耳障りな歌声を持つ娘・オルガ役を、美声を自由自在に崩して好演。コメディエンヌっぷりを発揮した。
- 2005年8月14日『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!!』東京公演千秋楽をもって、檀れい(元月組、星組娘役トップスター)達と共に退団。『長崎しぐれ坂』では、歌で見せ場をもらい、その美声で芝居を盛り上げた。
- 2005年9月吉本新喜劇「金の卵オーディション」に合格。11月30日の「吉本新喜劇金の卵ライブvol.1」で新喜劇デビュー。その後、同舞台を中心に活動。
[編集] 宝塚時代
宝塚歌劇団首席入団で、入団当初から歌・ダンス・芝居ともに安定した技術を持っていた。下級生時代から見せ場を与えられ、ヒロイン候補として育てられる。劇団レッスンにも積極的に通い、学年首席をキープ。特に歌には定評があった。しかし、可愛らしくもピリッとエッセンスの効いた娘役として活躍するも、身体が小柄すぎたこともネックとなってか、ヒロインとして使われることはさほど多くなかった。