伊達成宗
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伊達 成宗(だて なりむね、1435年(永享7年) - 1487年(長享元年)?)は伊達氏の第12代当主。第11代当主・伊達持宗の次男。母は憲徳院。妻は大崎教兼の娘。官位は従四位上。兵部少輔。
父・持宗の後を受けて家督を継いで当主となる。同時に奥州探題にも就任している。1483年、上洛して足利氏(将軍家)に太刀23振、馬95頭、砂金380両、銭5万7000疋を献上している。これは伊達氏の実力を奥州随一として中央に認めさせることにもなった。1488年、大崎氏で内乱が起こると、妻が大崎氏出身という経緯から大崎氏の当主・大崎義兼を助け、これを当主として復帰させることに務めている。
成宗の没年は詳しく分かっていないが、伊達氏の史書では1487年(長享元年)が有力視されている。また、伊達氏の代々の子孫は成宗の追悼の祭礼を行なっている。
[編集] 系譜
伊達氏宗家 |
歴代当主 |
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平安末期~戦国末期
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陸奥仙台藩主(松平陸奥守家)
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明治~現在
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