假屋崎省吾
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假屋崎省吾(かりやざき しょうご、1958年12月17日 - )は、日本の華道家、タレント。 東京都練馬区出身。血液型はAB型。
元来いけばなの作品を創作する人は「いけばな作家」などと称されたが、簡潔な表現ではないとして、「書道家」などにならって「華道家」という呼び名を考え出したと話している。つまり、假屋崎省吾以前に華道家と名乗った者はいない、コロンブスの卵である。
日本各地で個展を開催しているが、毎年秋の目黒雅叙園での個展は本人の企画による。目黒雅叙園の保存建築「百段階段」は、国の登録有形文化財に登録されており、映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなったもので普段は公開されていない。その華美な装飾で埋め尽くされた空間に大がかりな作品もいける。
[編集] 人物像
- “假屋崎省吾花教室”を主宰。
- いけばな草月流に属している。早稲田大学在学中に本部教室に入門。家元の勅使河原宏氏に師事する。
- 現在は、本人曰く、個展の開催、教室での指導、本の出版、花に関わるビジネス、そしてタレントという5つの仕事をしている。
- タレントとしては2000年頃からテレビに登場。温和な物腰で、しばしばカーリーと呼ばれる。
- 一方、華道家假屋崎省吾は、生徒に説教するくらい厳しい。
- 美輪明宏のおっかけ(本人公認)を自認しており、美輪から「美をつむぎ出す手を持つ人」と評されることを誇りにしており、美輪邸に花を飾らせてもらったことがある。
- 「花は心のビタミンです」がモットー。
- 園芸好きの両親のもとに生まれ、自称「園芸少年」であった小学生の頃から、NHK「趣味の園芸」「きょうの料理」「婦人百科」を定期購読していた。料理が得意で、近年はレシピ本も執筆している。
- 10代の頃はピアニストを目指していたこともあり、クラシック音楽を好む。音楽会での演奏家とのコラボレーションとして舞台上で花をいけることも多い。
- ガラス花器の制作を長年やっており、個展ではガラス工場で自ら成型した花器にも作品がいけられる。
- アメリカ合衆国大統領クリントン来日時や、今上天皇の在位10周年記念式典の際、花のコーディネーターを務めた。
[編集] 外部リンク
企業広告等
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カテゴリ: 華道家 | フラワーアーティスト | 日本のタレント | 1958年生