兒玉神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
兒玉神社(こだまじんじゃ)は、日露戦争で活躍した明治時代の軍人・兒玉源太郎を祀った神社である。神奈川県藤沢市江ノ島と山口県周南市(旧徳山市)にある。
兒玉を祀る神社の起源は、明治45年(1912年)に杉山茂丸が東京都墨田区向島の私邸内に建てた社であると伝えられる。
[編集] 江ノ島の兒玉神社
兒玉神社 | |
---|---|
所在地 | 神奈川県藤沢市江ノ島1-4-3 |
位置 | 北緯35度18分02秒 東経139度28分52秒 |
主祭神 | 兒玉源太郎命 |
社格等 | 県社 |
創建 | 大正7年(1918年) |
例祭 | 7月24日 |
大正7年(1918年)、兒玉の威徳を偲ぶ崇敬者により創建された。
戦後、旧社会党の葉山峻が24年間に亘り藤沢市長を務めていたことで、兒玉神社は政教分離という建前から冷遇され荒廃の一途を辿った。その廃神社同然の兒玉神社を山本白鳥が祭祀の継承をし、私財を投じ復興を果たした。
兒玉がかつて台湾総督として台湾の近代化に努力した縁により台湾の有志から贈られた、口の中の玉が回る名品の狛犬が有名。
2006年7月23日、中華民国元総統李登輝を招き、兒玉源太郎没後100年を記念した兒玉神社100年祭の式典が行われた。
[編集] 外部リンク
- 児玉神社(藤沢市役所)
[編集] 周南市の兒玉神社
大正11年(1922年)、兒玉の旧宅跡に江ノ島の神殿を移築したもので、江ノ島には新たな神殿が建てられた。