八宝菜
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八宝菜(はっぽうさい、パーパオツァイ)は、中国料理のひとつ。もとは広東料理。五目うま煮とも。
豚肉や鶏肉、ハムなどの肉類、エビ、アワビ、ナマコ、イカなどの魚介類、シイタケやキクラゲなどのキノコ類、タケノコ、ニンジン、ピーマン、白菜、チンゲンサイなどの野菜類、ギンナンやウズラの卵をゆでたものなどのたくさんの具材を油で炒めあわせ、塩味もしくは醤油味に調味した後、片栗粉でとろみをつけたもの。
八宝菜の「八」は「8種類の」という意味ではなく、「たくさんの」「数多くの」の意味。
[編集] 起源
- 美食家の李が友人の家を訪ねた折、友人の妻が鳥を締め、ありあわせの野菜などを煮て出したところ、それが実にうまかったので、李が世に広めた。
- なお、この起源説話はチャプスイと甚だ酷似しているが、そもそもチャプスイと八宝菜とは同じような料理であり、要するに中華風の五目うま煮なのである。